ハンドの場面で、フライブルクGKバウマン(背番号1)に詰め寄られた岡崎 [写真]=Bongarts/Getty Images
ドイツメディアは、ブンデスリーガ第19節における日本人選手の採点と寸評を発表した。
マインツ所属の日本代表FW岡崎慎司には、及第点の「3」が与えられ、開始7分にダイビングヘッドでゴールネットを揺らしたが、ハンドの判定を受けて得点は認められなかったシーンについて言及している。ニュルンベルク所属の日本代表MF清武弘嗣、シュトゥットガルト所属の同DF酒井高徳は、及第点をやや下回る評価となった。
採点と寸評がついた日本人選手は以下のとおり(最高点1、最低点6)。
■酒井高徳(シュトゥットガルト)
対レヴァークーゼン戦(1-2●) フル出場
『Sportal.de』
採点:4
寸評:ゴンサロ・カストロ、ソン・フンミン、そして時に上がってくるエムレ・カンが酒井と対峙し、このサイドバック選手には荷が重いこともあった。2失点に直接絡むことはなかったが、エメル・トプラクのチャンスではマークが甘く(45分)、その前にはあわやカストロのクロスをオウンゴールに招きかねないクリアがあった(15分)
■岡崎慎司(マインツ)
対フライブルク戦(2-0○) フル出場
『Sportal.de』
採点:3
寸評:この日本人選手は観客に2つの顔を見せた。シュトゥットガルトからの新加入選手は、出場選手中最も多くの競り合いをこなし、56分には相手3人をかわして能力を見せつけた。マイナス点は序盤のハンドによるゴールだ。その後の(フライブルクGKオリヴァー)バウマンの必死の懇願に対しても、岡崎にはフェアプレーが欠けていた。
■清武弘嗣(ニュルンベルク)
対ヘルタ・ベルリン戦(3-1○) 先発出場、82分交代
『Sportal.de』
採点:3.5
寸評:いい時と悪い時があり、全体的に平凡な出来。彼の精度の欠いたクロスをクリアしようとしたヨハネス・ファン・デン・ベアクがマルクス・フォイルナーの足下へボールを出してしまった。この思いがけず同点弾に絡んだ場面はその象徴だ。見事なパスや守備でのいい動きを見せた後、何度かボールロスがあった。
■細貝萌(ヘルタ・ベルリン)
対ニュルンベルク戦(1-3●) 先発出場、77分交代
『Sportal.de』
採点:3
寸評:ヘルタの中盤を厚くすることに大きく寄与し、そしてひとつのファウルもなかった。ほとんどの競り合いを制した。37分にはマルクス・フォイルナーからボールを奪い、マーセル・ヌジェングのチャンスにつなげた。闘志あふれ運動量も豊富だったが、攻撃でのアクセントは少なかった。