2013.12.19

16戦未勝利も悲観的にならず…チームの中心には長谷部と清武

ニュルンベルク
寒空の下、練習に励むニュルンベルクの選手たち

 清武弘嗣長谷部誠の両日本人選手の奮闘むなしく、今シーズン未だに勝利がないニュルンベルク。勝ち点10の17位と、残留争いに巻き込まれる厳しい現状に、チームはどのようになっているのか?練習場を訪れた。

 18日の13時20分、予定時刻から20分ほど遅れて選手たちがピッチに出てきた。練習が始まるまでの監督らスタッフ陣が何やら話し合いをしている間、選手たちは和気あいあいとした雰囲気で思い思いに体を動かしている。ボール回しゲームをする選手もいれば、2人組でボールを蹴っている選手もいる。長谷部はゴールに向かってシュートゲームをする選手たちに加わり、なぜか清武はGKを務めている。

 集合の声が掛かると、いよいよ練習が始まった。まずはウォーミングアップだ。アスレチック・トレーナーの指示で選手たちが横一列に並んでストレッチを行う。次にゴムバンドやハードルを使って軽めの運動をし、最後にはダッシュを入れてアップは終了。長谷部は練習の先頭を走り、中堅としてチームを引っ張る役目を果たしているようだ。

 その後10分ほど軽めにボールを蹴り、いよいよ本格的な練習に入る。半分ほどのピッチの両側にゴールを設置し、サイドからのクロスに飛び込む練習だ。シュートを放った選手はすぐさま逆サイドのゴール前まで走り込んで、もう一度シュートを放つ。スプリントを重視した練習で、選手たちの息も軽く上がっている。

 全力疾走でクロスに飛びこまなければならないためシュートを打ちあげる選手が多い中、清武はしっかりとボールをミートして次々とネットを揺らしていた。

 この日の気温は1℃。東京と比べれば寒いが、ドイツの冬はまだまだこれから。風が吹いていないので、そこまで寒さは感じられない。午後からの練習ということもあり、80人近くのファンが訪れて練習を見守っていた。

 ボールポゼッションの練習を終えると、いよいよハーフコートでの8対8のゲーム。清武と長谷部はレギュラー組に入って最初の2本でプレーした。その後は並行して行われていた3対3のミニゲームをこなしてこの日の練習は終了。最後のミニゲームがキツかったらしく、清武はピッチに座り込み、長谷部もしゃがみこんでいた。

 選手たちがクラブハウスへ引き返していると、清武とじゃれていたキャプテンのラファエル・シェーファーが清武をふざけて押し倒す。すると、周りにいた選手たちが次々と清武にボールをぶつけ、練習場には笑いが起こった。

「じゃれているというか、いじめられてます(笑)。俺より若い選手がいるのに、俺がいじめられるんですよね(笑)」

 それも清武の親しみやすさ故だろう。ニュルンベルクの笑いの中心には清武がいることが多い。未だに勝利から見放されているニュルンベルクだが、清武は決して悲観的になっていない。

「やっているサッカーは悪くないから、これを続けてもっとモチベーションを高くしていければ、いいサッカーができると思います」

 今週末はいよいよ前半戦最終節。ニュルンベルクはホームでシャルケと対戦する。

文●山口裕平

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