
ブンデスリーガ第1節が11日に行われ、日本代表FW岡崎慎司の所属するマインツと日本代表DF酒井高徳の所属するシュトゥットガルトが対戦。岡崎と酒井はともに先発出場した。
試合はアウェーのシュトゥットガルトが序盤からペースを握ったが、先制したのはホームのマインツだった。14分にニコライ・ミュラーが相手陣内で酒井からボールを奪うと、そのままドリブルで持ち込み、シュートを流し込んだ。
スコアが動くと、ビハインドを負ったシュトゥットガルトもすぐさま反撃。16分に右サイドからクロスを上げると、ゴール前でヴェダド・イビセヴィッチがダイレクトボレーで合わせて、ゴールネットを揺らした。
試合が振り出しに戻ると、徐々にペースを掴んだマインツが29分に決定機を迎えた。左サイドからの崩しから、ゴール正面でセバスティアン・ポルターがシュートを放ったが、シュトゥットガルトのGKスヴェン・ウルライヒの好セーブに阻まれた。マインツは32分に右サイドのクロスから岡崎がボレーシュートを放ったが、再びウルライヒの好守に防がれた。
同点のまま迎えた後半は、シュトゥットガルトが56分に大きなチャンスを得た。左サイドからのクロスを、ゴール前でマルティン・ハルニクがボレーシュートで合わせたが、マインツのGKハインツ・ミュラーのセーブに遭い、勝ち越しとはならなかった。一方マインツも60分に右サイドを抜け出したズビニェク・ポスペフがシュートを放ったが、GKウルライヒに防がれた。
一進一退の攻防の中、65分にマインツの岡崎が古巣相手に勝ち越し点を奪う。右サイドからのクロスをペナルティエリア内でゴールを背にして受けると、トラップから反転して左足でシュートを叩き込んだ。
再びビハインドを負ったシュトゥットガルトは、セットプレーからチャンスを作り出すが、72分に右CKから放ったシュートも、ゴール寸前で岡崎のヘディングでのクリアに遭い、同点ゴールとはならなかった。
ピンチを脱したマインツは、78分にもマクシム・チュポ・モティングのスルーパスからニコライ・ミュラーが抜け出して得点。リードを2点に広げた。一方、シュトゥットガルトも83分にハルニクがゴールを奪い、すぐさま1点差に詰め寄った。
打ち合いとなった試合だが、マインツが1点リードを守り切り、3-2と競り勝ち、白星スタートを切った。岡崎と酒井はともにフル出場した。