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バイエルンが独杯制してドイツ初の3冠達成…酒井高徳はアシスト

バイエルンは、ドイツ初の3冠を達成した [写真]=Bongarts/Getty Images

 ドイツ・カップ決勝が1日に行われ、バイエルンと日本代表FW岡崎慎司、DF酒井高徳の所属するシュトゥットガルトが対戦。岡崎と酒井はベンチスタートだった。

 序盤は、シュトゥットガルトが好機をつかみ、9分に右サイドからのクロスをゴール前でアレグザンドゥル・マグジムがボレーシュート。22分にも左サイドのFKからヴェダド・イビシェヴィッチが決定的なヘディングシュートを放った。しかし、マグジムのシュートはゴール脇に外れ、イビシェヴィッチのヘディングは、GKマヌエル・ノイアーが好セーブで弾き出す。シュトゥットガルトはこぼれ球を詰めたが、再びノイアーに阻まれ、先制点を奪えなかった。

 一方、バイエルンも31分にアルイェン・ロッベンがペナルティエリア内で倒されるが、ホイッスルは鳴らず。しかし、直後の35分にドリブルでペナルティエリア内に侵入したフィリップ・ラームがイブラヒマ・トゥラオレに倒されてPKを獲得。先制の絶好機ではトーマス・ミュラーが落ち着いて蹴り込み、バイエルンが均衡を破った。

 リードを奪ったバイエルンは、前半ロスタイムにもロッベンのパスからマリオ・ゴメスが決定機を得た。しかし、シュートが相手のブロックに防がれ、追加点とはならなかった。

 1点差で後半を迎えると、再びバイエルンがゴールネットを揺らした。後半開始直後の48分に、右サイドを抜け出したロッベンがラームに繋ぐと、ラームはグラウンダーのクロスを供給。最後は、ゴール前のマリオ・ゴメスが難なく押し込み、チーム2点目を挙げた。リードを広げると、61分にも右サイドを突破したミュラーのクロスをゴメスがダイレクトシュートで流し込み、3点目を奪った。

 対するシュトゥットガルトは62分に岡崎、67分には酒井を投入し、反撃を狙う。すると、72分には左サイドの酒井からのクロスをマルティン・ハルニクがヘディングで合わせて得点。1点を返すと、81分にはCKの流れから岡崎がポスト直撃のミドルシュート。こぼれたところをハルニクが蹴り込み、2点目を挙げた。

 一気に1点差となったが、試合は3-2のままタイムアップ。競り勝ったバイエルンは、2009-2010シーズン以来となる3年ぶり16度目の優勝を果たすとともに、チャンピオンズリーグとブンデスリーガとあわせて、ドイツのクラブでは初となる3冠を達成した。

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