2013.04.18

ドイツ杯決勝進出のシュトゥット酒井高徳「負ける気がしない」

決勝進出を決め、歓喜のシュトゥットガルト [写真]=千葉格

 ドイツ・カップ準決勝が17日に行われ、日本代表FW岡崎慎司、DF酒井高徳の所属するシュトゥットガルトがフライブルクと対戦。ホームで2-1と競り勝ち、6シーズンぶりの決勝進出を決めた。

 フル出場した酒井が試合後、勝利を振り返って以下のようにコメントした。

―おめでとうございます。(決勝で対戦するバイエルンがチャンピオンズリーグ出場権を獲得しているため)ヨーロッパリーグ出場が決まりましたが。
「試合数が多くなるのはやはりいいことだと思う。今年はそういうインターナショナルな経験をして、他国のサッカー文化とかが勉強になった。ヨーロッパリーグとかチャンピオンズリーグは続けて出たいという気持ちがあるので、それはそれで嬉しいと思いますね」

―今日は試合への入りがよかったが、それは自信があるからか?
「そうですね、今はすごく自信を持ってやっていると思う。1人1人が誰かのミスをカバーしようとしていることが一番効いているのかなと。前は誰かがミスしたら、それをけなすではないけど、『お前がミスしたから』とか、その場で見ているだけというのがあったので。何が起きてもみんなが対応できるように準備しているというのが最近は感じられる」

―攻撃ではダイレクトプレーが決まっていたが。
「攻撃に関しては、アレックス(マキシム)が入ってだいぶ変わったかなと。右に左に動くし、ワンタッチも受ける側もでき、出す側もできる。ヴェダ(ヴェダド・イビセヴィッチ)の周りというか相手のセンターバックとボランチの間で流動的に動いてくれるので、前にボールが入った時に簡単にボールが落とされてそのまま繋がっていくというシーンがよくあると思うし、最近はよく効いているのかなという。以前は前に入ったボールに誰も貰いに行けなくて、前が潰されてカウンターを食らっていたりしていたので、ゲームに落ち着きが出てきているというのもあるかなと思いますね」

―そこに酒井君は絡んでいくのか、それとも絡むのは難しい?
「FWとトップ下の関係に絡んでいくのは、リスクが高いかなという。サイドハーフとの連携を良くしないといけないと思うし、マルティン(ハルニク)がキープ力があるかと考えたり、パスが出てくるかというのを考えたりすると、あんまりリスクをおかして上がりたくないとは思っているので。もちろんチャンスのときは、近くでサポートする動きはするんですけど。やっぱり試合の流れを見ないと、このチームは崩れてしまうと思うので。今は前の調子がよくなってきているので任せている感じがあります」

―今日の終盤は相手に押し込まれたが、どういう感じだったか?
「こういうチーム状況の時というのは、負ける気がしないというか、やられる気がしないという感じだったので。少なくとも、俺はそういう感じだったので。後半はいつも2対1の場面を作られるなというのがあって、サイドハーフだったりボランチが早くつかみ切れずに自分の前でターンされることが多いので、どうやって対応するか常に考えているのはあります。ああいう状態でずるずる下がるのが、一番よくないと思うので。最近の試合では常にああいう状態に陥ったとしても、サイドバックだけどセンターバックのやつらに声をかけてボールが下がったら、ラインを上げさせるし。ずるずる引くなというのは常に言っているし今日もちゃんと言ったし、皆にも伝わっているので。あれだけ押し込まれても ラインが高ければ(相手は)難しいと思うし。相手もロングボールを入れてくるだけだったので、両サイドバックがしっかり後ろのこぼれ球をケアしていたと思う。ああいう状態の時にどう対処するかというのを考えて、最近はそれが上手くできているかなと思うんですけど」

―フライブルクが勝負強いというか、劇的な勝ち方をしてきているというのは、そういう時間に頭をよぎったりしたか?

「1点返されたときはさすがだなというか。やっぱりこっちのリズムで、ホームでやっているのに、ああいう形ですぐに1点取ってしまうというのは、やっぱりノッているチームだとは思った。でもやっぱり常に怖さは感じていたので。すごくやっていて嫌な相手だなというのは思ったんですけど。でも、今日は少なくとも自分はあんまり、2点目を取られるという気はしなかった。何回か危ないシーンはあったんですけど、そんなに自分の中で怖いなとかという思いはなかったですね」

―個人的に、エリア内での守備はどうだったか? 最後まで飛び込まないで我慢して、相手のミスを誘ったり。エリア内では上手くできていたと思うが。
「本当ですか。やっぱり受け身な状態が多かったので、後半の終わりの時間帯は。僕らが支配するというよりは、支配されているほうが多かったので。ポジション取りを細かく注意して、最初に言ったみたいに、結局2対1とか、1対2とか1対3とかを作られるシーンがすごく多いので。1回自分の中で、外を回られた選手に、誰も声がかからなかったので、外をオーバーラップしてきた選手にパスが通ってちょっと危なかったのもありましたけど。それ以外は、いいポジショニングからボールがサイドチェンジされてきたときも勝ててきたと思う。1対1はもちろん、飛び込める状態ではなかったので、しっかり遅らせて。でも、ずるずる下がってしまうと相手にシュートコースも与えてしまうので。コースだけ切ってという対応はしていたんですけど。前半はちょっと軽かったのがすごく多かったので、後半はしっかり対処しようかなというのは、修正をもっとしなきゃいけないかなというのがあったので」

―ポジショニングを意識したというのは、何かきっかけがあったか?
「押し込まれていて、相手も前がかりになってくるので。ドイツというか、ブンデスリーガでやっていて、サイドチェンジのボールというのは結構取れるというか。あんまりサイドバックの位置を確認しないで、空いていると思って勝手に蹴ってきたりとか。もうサイド変えちゃえみたいな感じで、結構蹴ってきたりするので。サイドチェンジのボールは常に、甘くなったボールは狙っているので。きょうはそれが上手くできたかなと。もし取れなかったときにしっかり飛び込まないように対応もしているので。読みですかね。自分の中で、ボールを取れるのは読みだと思っているので。駆け引きをしてくる相手も正直そんなにいないので。例えば自分が外にサイドチェンジをしようとしているときに、サイドハーフが逆に自分側に寄ってきて裏を取るとかという動きもしない。そういう意味でも、ポジション取りは最初に中に絞っておけば、確実にサイドチェンジは来ると思うので。そのタイミングでちょっと出足を早くカットという形は、常に心がけている」

―ドイツのDFはそういうのができないなとかはあるか?
「斜めに走っていく動きには全然ついていけないかなと。あと、サイドバックとセンターバックは走ってくる選手に対しての対応がドイツ人はすごく下手かなと思いますね。そういうシーンで当てて落として、そのまま走られて失点とか、他のチームにもすごくある。サイドバックが絞ることをドイツ人はあんまりできないのかなと。結構、ボールを見て止まってしまって、来ないと思ってしまう。俺も万が一で、いつも絞っているので、たとえそれが逆サイドに飛んで行ったとしても、危ないところから先に消しているので。最初の10分、20分はできるけど、90分はできない。その1回を失点に繋げてしまうのがドイツ人のサイドバック。でも、それ以前に攻撃とか特徴ある選手はいっぱいいると思うし、いいプレーをする選手もいっぱいいるので、それはそれでいいのかなと思います。でも守備は絞り方が全然かなと」

 シュトゥットガルトは、6月1日にベルリンで行われる決勝でバイエルンと対戦して、16シーズンぶり4度目の大会制覇を目指す。

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