ブンデスデビューを果たした大前 [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第18節が20日に行われ、FW大前元紀の所属するデュッセルドルフとアウクスブルクが対戦した。デュッセルドルフ加入後初の公式戦となった大前はベンチスタートとなった。
ホームゲームに臨んだデュッセルドルフだったが、41分に思わぬ形で失点してしまう。相手陣から出されたロングボールをフアナンがバックパスすると、飛び出して至近距離にいたGKのファビアン・ギーファーが後ろへこぼしてしまう。これを奪ったサシャ・メルダースが無人のゴールへ楽々と流し込んでアウクスブルクが先制する。さらに、前半ロスタイムにはトビアス・ヴェルナーの左からのクロスをファーサイドにいたク・ジャチョルが角度のないところから右足で決めて、追加点を挙げる。
2点を追いかけるデュッセルドルフは69分に大前を投入する。しかし、直後の71分にDFからのバックパスをギーファーがクリアすると、これがメルダースに当たってゴールへ吸い込まれ、アウクスブルクに3点目を献上してしまう。
デュッセルドルフは2分後の73分にロビー・クルーズが右サイドを突破すると、マイナスの折り返しをシュテファン・ライジンガーが決めて1点を返す。さらに91分にはCKから最後はライジンガーが押し込み、1点差に迫る。93分にもライジンガーがネットを揺らすが、直前にハンドがあったとしてノーゴールの判定となる。
デュッセルドルフの反撃は及ばず、アウクスブルクが3-2で勝利した。アウクスブルクは昨年10月5日の第7節以来11試合ぶりとなるリーグ戦の白星を挙げ、順位は17位のままだが16位ホッフェンハイムとの勝ち点差が1となる12に伸ばした。一方のデュッセルドルフは勝ち点21で14位となっている。
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