マルセイユを率いるビラス・ボアス監督 [写真]=Icon Sport via Getty Images
日本代表DF酒井宏樹が所属するマルセイユは19日、アンドレ・ヴィラス・ボアス監督に契約延長のオファーを出したことを発表した。
クラブは公式サイトを通じて、「アンドレ・ヴィラス・ボアス監督の契約延長に関する誤った情報が流れたことを受けて、事実を再確認したい」との声明を発表。ヴィラス・ボアス監督には退任の噂が流れていた。
声明によると、ジャック・アンリ・エイロー会長が先週にヴィラス・ボアス監督と話し合いを行い、契約延長の希望を伝えたという。18日には同指揮官に2022-23シーズンまでの延長オファーを提示。2023-24シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した場合に有効となる1年間の延長オプション付きだという。
また、クラブは長期的な体制を築くことを望んでいると強調。過去20年間に24回の監督交代が行ったことを挙げ、「慢性的な不安定さに悩まされてきた」とコメント。この20年で4年以上指揮したのはディディエ・デシャン監督とリュディ・ガルシア監督のみで、契約延長によってヴィラス・ボアス監督が3人目になると伝えている。
現在42歳のヴィラス・ボアス監督は昨夏にマルセイユの指揮官に就任。初年度の今シーズンは、新型コロナウイルスの影響によりリーグ・アンが第28節までで打ち切りとなったものの、最終順位2位と来シーズンのCL出場権獲得に導いた。
しかし、フランスメディア『RMCスポーツ』などによると、同指揮官は今月14日にスポーツ・ディレクターのアンドニ・スビサレッタ氏が退任したことを不満に思っており、契約延長を拒否して退任するのではないかと報じられていた。
By サッカーキング編集部
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