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ムバッペを売却しコウチーニョを獲得? スペイン紙が報じるPSGの驚きの計画とは

2018.02.26

PSGで活躍するムバッペ(左)、バルセロナで活躍するコウチーニョ(右)[写真]=Getty Images

 パリ・サンジェルマン(PSG)は、ブラジル代表FWネイマールの満足度をさらに高めるべく、今夏の移籍市場でフランス代表FWキリアン・ムバッペを売却するという驚きの計画を立てているようだ。26日付のスペイン紙『エル・パイース』が報じている。

 昨年の夏、ネイマールはバルセロナから、ムバッペはモナコからPSGに加入。2人はウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニと共に前線の3トップ“MSC”を形成し、リーグ・アンを中心に破壊力抜群の得点力を披露している。

 しかし『エル・パイース』によると、ネイマールはムバッペとの共存を快く思っていないという。そこでPSGの強化部が解決策を検討。持ち上がった計画が、ムバッペをバルセロナに売却することだという。ただし、同クラブは単に同選手を放出するだけでなく、ブラジル代表MFフェリペ・コウチーニョをトレード要員として譲渡するようバルセロナに求める考えだとされる。

 ネイマールとコウチーニョは親友として知られ、お互いを“兄弟”として認め合う仲だ。PSGはムバッペを放出する一方でネイマールの“お気に入り”を獲得することで、エースの満足度をさらに向上させられると考えている模様。なお、この計画が先週、強化部からナセル・アル・ケライフィ会長に伝えられたことをクラブ情報筋が認めていると、『エル・パイース』は伝えている。

 PSGの広報は、選手同士の不仲説を完全否定。実際、ムバッペは昨年8月に行われた入団会見で「彼がバロンドールを獲得できるのを助けられるよう全力を尽くす」と語るなど、ネイマールへのサポートを約束するような発言をしていた。

 だが、ムバッペが大舞台で活躍する姿を見るにつけ、ネイマールは同選手のポテンシャルの高さを恐れるようになったという。今では、「バロンドールを争ううえで、ムバッペの存在は邪魔になるのではないかと、ネイマールは思い始めている」といった意見もあるようだ。

 一方でムバッペも、右サイドバックとして自身の後方でプレーするブラジル代表DFダニエウ・アウヴェスからのパスが少ないことに不満を感じているという。14日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグのレアル・マドリード戦では、D・アウヴェスが逆サイドにポジションをとるネイマールを意識してか、頻繁に中央へのパスを選択。ウナイ・エメリ監督がD・アウヴェスに対してムバッペとの連携プレーをもう少し意識するように伝えてもなお、同選手の中央へのパスの頻度はそう変わらなかったという。

 今回の報道はあくまで噂に過ぎないが、今シーズン開幕当初にはPKのキッカーを巡ってネイマールとカバーニが衝突した事件もあった。スター軍団ゆえに、エゴのぶつかり合いは多少起こり得るとはいえ、新たな火種にならないかが懸念されそうだ。

(記事/Footmedia)

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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