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選手蹴って退場させた主審に謹慎処分…暴挙被害のDFはイエロー取り消し

2018.01.16

ナントDFカルロス(左)に退場を命じるチャプロン主審(右)[写真]=Icon Sport/Getty Images

 フランスサッカー連盟(FFF)は15日、試合中に選手を蹴り、さらに退場処分にする暴挙に出たトニー・チャプロン主審に謹慎処分を科したことを発表した。

 14日に行われたリーグ・アン第20節のナント対パリ・サンジェルマン戦で主審を務めたチャプロン氏は、後半アディショナルタイムに後方からナントのブラジル人DFディエゴ・カルロスに衝突され、ピッチに転倒。すると、すぐさまカルロスの足を蹴って止め、さらに同選手に2枚目のイエローカードを提示し、退場処分を言い渡していた。このシーンの動画はSNS上で拡散され、主審の暴挙が物議を醸していた。

 これに対し、審判委員会はチャプロン氏に無期謹慎処分を科すことを決定。同氏は、すでに決まっていた1月17日のリーグ・アン第21節アンジェ対トロワ戦の担当を取り消され、今後の試合についても通知があるまで担当から外されるようだ。

 さらに、映像で問題のシーンを確認したチャプロン氏は、カルロスの衝突が故意ではなかったことを認め、その旨を補足レポートとしてフランスプロリーグ機構(LFP)に送ったという。

 LFPの懲戒委員会は15日、同氏からのレポートを受けて審議した結果、カルロスに提示された2枚目のイエローカードを取り消すと発表。そのため同選手は17日の次節トゥールーズ戦に出場可能となった。

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