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PSG、FFP対策で6選手を放出へ? 「さもなくば来季CL出場権はく奪」とUEFAが通達か

2017.09.26

今夏PSGに加入したムバッペ(左)とネイマール(右)[写真]=NurPhoto via Getty Images

 パリ・サンジェルマン(PSG)がファイナンシャル・フェアプレー(FFP)違反のため、UEFA(欧州サッカー連盟)から来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権をはく奪される可能性があり、それを避けるためにPSGが6選手を放出する可能性が出ているという。スペイン紙『アス』が報じた。

 今夏の移籍市場でバルセロナからネイマールを2億2200万ユーロ(約285億7000万円)で獲得したPSG。さらにモナコのフランス代表FWキリアン・ムバッペも買取オプション付きのレンタル移籍で獲得するなど、大型補強を次々と実現し、移籍市場の主役に躍り出た。

『アス』はスペインメディア『El Pais』の報道を引用。報道によれば、UEFAにはレアル・マドリード、バイエルン、ユヴェントスなどの各リーグのビッグクラブからPSGの補強に対する不満の声が届いているという。その声の高まりを受け、UEFA側がPSGにプレッシャーをかけているようだ。

 2013年に導入されたFFP制度は、クラブの経営を持続可能なものにするために、収益と支出のバランスを取るもの。オーナーによる無尽蔵の資金注入を禁止しており、その限度は3000万ユーロ(約38億6000万円)に設定されている。

 これまでにFFP制度に違反したクラブには罰金、支出制限、チーム登録人数制限などが科せられてきたが、PSGがもしも今回違反となった場合、2度目となるためさらに厳しい罰則が与えられるのではとの見方もあった。

 実際、今回の報道によればUEFA側は「来シーズンのCL出場権はく奪」を示唆しており、それを避けるために現在、PSGは8選手の放出を視野に入れているという。そのうち2選手は、すでに今夏トッテナムに移籍したコートジボワール代表DFセルジュ・オーリエ、そして、ユヴェントスに移籍したフランス代表MFブレーズ・マテュイディ。

 その他の放出候補となっている6選手は、アルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリア、同代表MFハビエル・パストーレ、ブラジル代表MFルーカス・モウラ、ドイツ代表MFユリアン・ドラクスラー、フランス代表MFハテム・ベン・アルファ、そしてキャプテンを務めるブラジル代表DFチアゴ・シウヴァまで含まれているという。

 これらの選手たちが実際に移籍するかどうかはわからないが、レギュラークラスの主力選手が名を連ねているだけに、他のクラブが獲得したがるのも間違いなさそうだ。

『フットボール・リークス』によれば、ネイマールの月給は300万ユーロ(約4億円)以上、年俸では3680万ユーロ(約49億円)にも上るとの情報もあり、PSGの財務状況がますます注目を集めている。

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