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元仏代表ギャラス氏、“犬猿の仲”ナスリに襲われかけた? 衝撃の過去を告白 

2016.11.22

フランス代表とアーセナルでともにプレーしたナスリ(左)とギャラス氏(右) [写真]=Corbis via Getty Images

 フットボールの歴史には、チームメートでありながらもプライベートでは不仲、というケースが多々あるものだ。中でも、フランス代表とアーセナルでともにプレーしていたウィリアム・ギャラス氏とサミル・ナスリ(現・セビージャ)ほど、“犬猿の仲”という言葉が相応しい2人はいない。

 先日、フランスのテレビ番組に出演したギャラス氏は、ナスリが自身にテーザー銃(スタンガンの一種)を使おうとしたことがあると衝撃の告白をした。このカミングアウトを、イギリス紙『ミラー』などが報じた。

 まずは、2人のトラブルの歴史を簡単に振り返っておこう。

・2008年:フランス代表のチームバスで、いつもティエリ・アンリ氏が座る席にナスリが座り、ギャラスが激怒。
・2009年:ギャラスがトッテナムに移籍。アーセナル対トッテナム戦の試合前、ナスリがギャラスとの握手を拒否。
・2010年:ナスリが「アーセナルでは4~5人の選手がギャラスと話をしていなかった」と暴露。
・2012年:ユーロ2012でフランスが敗退した後、ギャラスがナスリを徹底的に批判。

 そして、例の“テーザー銃”事件が起こったのは、ギャラスいわく2009年のことだという。

「フランス代表チームが集まる前に、僕はホテルで家族と過ごしていた。いとこと食事をし、ホテルを出ると、何人かが僕に話しかけてきた。僕は話したくなかったけれど、彼らがアーセナルの練習場でよくサミル(ナスリ)と一緒にいる人物だと気がついた」

「数日前にナスリが僕についてコメントをして、僕はそれが気に入らなかったから、少し口論になった。その人物は、少し離れたところある車の中にナスリがいるから会って話すよう言ってきたんだ。ついて行こうとしたけれど、警察官をやっている僕のいとこが、やめた方がいいと言ったんだ」

「その時、相手の1人がバッグを持ってしゃがみこんでいて、その中にテーザー銃が入っていたのが見えた。なぜかは分からないけれどね」

 ギャラスが明かしたこの衝撃的な体験談は一方だけの証言であり、もちろん、本当にナスリが関与していたという証拠はどこにもない。だが、ギャラスはナスリが自身に危害を加えようとしていたと確信しているようだ。どこまでも相容れないこの2人、“雪解け”の日は永遠に訪れないのかもしれない。

(記事/Footmedia)

スポナビライブ

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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