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イブラ、最終戦でリーグ新記録樹立&2年ぶり得点王に…試合終盤には珍行動も

2016.05.15

パリSGでのリーグ戦最後の試合に出場したイブラヒモヴィッチ(中央) [写真]=Getty Images

 リーグ・アン第38節(最終節)が14日に行われ、パリ・サンジェルマンとナントが対戦した。

 パリ・サンジェルマンは、3月にリーグ戦8試合を残して4シーズン連続6度目の優勝を達成。ここまで36得点を挙げているスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチには、1977-78シーズンにカルロス・ビアンチ氏が達成した37ゴールのリーグ記録更新に期待がかかる。また、イブラヒモヴィッチは今シーズン限りでの退団を正式に発表しているため、リーグ最終戦を迎えることになった。

 試合は17分、アンヘル・ディ・マリアが右サイドから左足で上げたクロスを、ファーサイドでフリーになっていたイブラヒモヴィッチが胸でゴールに流し込んで、パリ・サンジェルマンが幸先良く先制に成功した。

イブラヒモヴィッチ(右手前)先制点を喜ぶパリ・サンジェルマン [写真]=Getty Images

イブラヒモヴィッチ(右手前)の先制点を喜ぶパリ・サンジェルマン [写真]=Getty Images

 さらに43分、パリ・サンジェルマンが追加点を挙げる。イブラヒモヴィッチのパスをエリア付近でもらったディ・マリアがスルーパス。エリア内で受けたルーカス・モウラがGKとの1対1を制し、右足でゴールネットを揺らした。このまま前半は終了し、パリ・サンジェルマン2点リードで折り返す。

 後半に入っても攻撃の手を緩めないパリ・サンジェルマン。52分、ゴール正面からやや左にずれた位置で獲得したフリーキックを、イブラヒモヴィッチが右足の強烈なシュートで狙う。ボールは壁の下をすり抜けてGKマキシム・ドゥペの好セーブに阻まれたが、こぼれ球をマルキーニョスが右足で押し込んだ。

 試合終了間際の89分、パリ・サンジェルマンはこの試合のゴールラッシュを締めくくる4点目を奪う。エリア外右からハビエル・パストーレが右足でクロスを供給。イブラヒモヴィッチがエリア内左で相手DFに競り勝って、ヘディングシュートでGKの頭上を抜いた。この得点がイブラヒモヴィッチは今シーズンのリーグ戦38ゴール目となり、リーグ記録を38年ぶりに塗り替えた。得点ランクでも2位のリヨンに所属するフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットに17ゴール差をつけ、2年ぶり3度目の得点王にも輝いている。

イブラヒモヴィッチ

リーグ新記録を更新する、今季38ゴール目を決めたイブラヒモヴィッチ [写真]=Getty Images

 また、パリ・サンジェルマンはすでに交代枠を使い切っていたが、イブラヒモヴィッチは自身の2点目を決めた後、ピッチに自身の2人の子どもを呼び寄せて一緒に引き上げる驚きの行動も取った。

試合終了間際に自身の子どもたちと一緒に引き上げるイブラヒモヴィッチ [写真]=Anadolu Agency/Getty Images

試合終了間際に自身の子どもたちと一緒に引き上げるイブラヒモヴィッチ [写真]=Anadolu Agency/Getty Images

 試合はこのまま終了し、パリ・サンジェルマンが最終戦を白星で飾った。この試合の4得点でシーズン100ゴールに到達し、勝ち点を96まで伸ばしている。
 パリ・サンジェルマンは21日、クープ・ドゥ・フランス(フランスカップ)決勝でマルセイユとの対戦を控えている。

【スコア】
パリ・サンジェルマン 4-0 ナント

【得点者】
1-0 18分 ズラタン・イブラヒモヴィッチパリ・サンジェルマン
2-0 43分 ルーカス・モウラ(パリ・サンジェルマン
3-0 52分 マルキーニョス(パリ・サンジェルマン
4-0 89分 ズラタン・イブラヒモヴィッチパリ・サンジェルマン

By サッカーキング編集部

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