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パリSGがリーグ・アン最速優勝…イブラの4ゴール含む祝砲9発で4連覇達成

2016.03.13

ゴールを喜ぶイブラヒモヴィッチ [写真]=Icon Sport via Getty Images

 リーグ・アン第30節が13日に行われ、トロワパリ・サンジェルマンが対戦した。

 第29節までを終え、2位モナコに勝ち点差23をつけて首位を独走するパリ・サンジェルマン。今節すでに試合を終えたモナコはドローに終わり、勝ち点1を積み上げるに留まった。そのため、パリ・サンジェルマンがこの試合に勝利すれば、8試合を残してモナコとの勝ち点差は25となり、史上最速でのリーグ制覇が決まる。優勝がかかる一戦には、FWズラタン・イブラヒモヴィッチ、FWエディンソン・カバーニ、MFアンヘル・ディ・マリアらが先発に名を連ねた。

 先制したのはパリ・サンジェルマン。13分、相手DFのバックパスをカットしたカバーニがGKと1対1の局面を迎えると、一度目のシュートは阻まれたものの、こぼれ球を自ら押し込んでネットを揺らした。

 勢いに乗るパリ・サンジェルマンは17分、ショートカウンターを仕掛けると、敵陣中央でアドリアン・ラビオからパスを受けたイブラヒモヴィッチがヒールでスルーパス。これを受けたハビエル・パストーレがドリブルでエリア内に侵入し、GKの頭上を超えるループシュートを沈めた。

 直後の19分には浮き玉のスルーパスでエリア内左に抜けだしたカバーニが右足アウトでシュート。ここはGKにセーブされたが、こぼれ球に反応したラビオが左足でネットを揺らし、スコアは3-0となった。

 後半開始早々にはエースの一発でパリ・サンジェルマンがさらにリードを広げる。46分、エリア手前中央でDFをかわしたイブラヒモヴィッチが、左足でグラウンダーのミドルシュートをゴール左隅に決めた。さらに52分、敵陣でボールを奪ったパリ・サンジェルマンは、左サイドのディ・マリアがアーリークロスを供給。エリア内でフリーとなっていたイブラヒモヴィッチが右足のボレーシュートをゴール左に流し込み、点差は5点に広がる。

 止まらないイブラヒモヴィッチは55分、左サイドを駆け上がったレイヴァン・クルザワからのグラウンダーの折り返しをエリア手前中央で受けると、右足ダイレクトでシュート。これがゴール右隅に決まり、ハットトリックを達成した。58分には、クルザワが左足でクロスを上げると、イブラヒモヴィッチの手前でクリアを試みたDFマチュー・ソニエがオウンゴールを献上。これでスコアは7-0となった。

 なおも攻め続けるパリ・サンジェルマンは75分、エリア内左に抜け出したカバーニがDFに倒されてPKを獲得。自らキッカーを努めると、左方向を狙ったシュートはGKにセーブされたが、こぼれ球を押し込んで追加点を奪った。

 88分にはカウンターからGKと1対1を迎えたイブラヒモヴィッチがゴール左に流し込み、この試合4点目をマーク。試合はこのまま9-0で終了し、大量得点で勝利を収めたパリ・サンジェルマンが4シーズン連続6回目のリーグ制覇を達成。8試合を残しての優勝は、2006-07シーズンに5試合を残して優勝したリヨンを3試合上回る史上最速記録となった。

 次節、トロワは19日に敵地でカーンと、パリ・サンジェルマンは20日にホームでモナコと対戦する。

【スコア】
トロワ 0-9 パリ・サンジェルマン

【得点者】
0-1 13分 エディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン
0-2 17分 ハビエル・パストーレ(パリ・サンジェルマン
0-3 19分 アドリアン・ラビオ(パリ・サンジェルマン
0-4 46分 ズラタン・イブラヒモヴィッチ(パリ・サンジェルマン
0-5 52分 ズラタン・イブラヒモヴィッチ(パリ・サンジェルマン
0-6 55分 ズラタン・イブラヒモヴィッチ(パリ・サンジェルマン
0-7 58分 マチュー・ソニエ(OG)(パリ・サンジェルマン
0-8 75分 エディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン
0-9 88分 ズラタン・イブラヒモヴィッチ(パリ・サンジェルマン

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