テロの標的だったとみられる13日のドイツ戦に臨むフランス代表 [写真]=Getty Images
17日にウェンブリー・スタジアムで行われる親善試合のイングランド代表戦に向けて、フランス代表は23名の全選手がイギリスに到着したようだ。15日、イギリスメディア『BBC』が報じている。
13日にフランス・パリで起きた同時多発テロの影響で中止の可能性もあったイングランド対フランスの国際親善試合は予定通り行われることが決定。同試合に向けてフランス代表全員がイングランドに到着した模様である。
従姉妹がテロに巻き込まれ犠牲となったマルセイユ所属のフランス代表MFラサナ・ディアラと、妹が100人以上の犠牲者を出したコンサートホールに居合わせたが無事脱出したアトレティコ・マドリードでプレーする同国代表FWアントワーヌ・グリエスマンの2名も代表に帯同している。
フランス代表を率いるディディエ・デシャン監督は、選手に代表メンバーからの離脱も容認していたようだが、FFF(フランスサッカー連盟)は23名全選手の姿を確認したと伝えられている。
一方、イングランド代表のロイ・ホジソン監督は「残虐なテロ行為にサッカー界全体が団結して立ち向かっていこう」と呼びかけた。
イングランドとフランスの国際親善試合は17日にウェンブリー・スタジアムで開催される。