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「誰も俺を止められない」イブラがPSGでのトップ5ゴールを選出

2015.11.02

パリ・サンジェルマンでのトップ5ゴールを選んだイブラヒモヴィッチ [写真]=Getty Images

 10月30日、リーグ・アンの公式サイトは「Zlatan on Zlatan PSGでのトップ5ゴール」という記事を掲載した。

 ミランから加入して以来、パリ・サンジェルマンの「王様」であり続けているスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチ

 2012年からの3年と数カ月で決めたゴールは82点。公式戦全てを合わせれば113点。バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシレアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドほどではないが、1試合1点に近いペースで量産し続けている。フランスメディア『BeIN Sports』の取材に応えたイブラヒモヴィッチは、その中で最も気に入っているゴールを5つ選んだ。

■5位:2012-13シーズン リーグ・アン マルセイユ戦

 敵地での“ル・クラスィック”で、マクスウェルからの左CKをバックヒール! 難しい体勢から撃ったとは思えない強烈なボールがネットを揺らした。

「マルセイユ戦だ。CKから俺はバックヒールでゴールに決めた。悪くないだろ? 記憶が正しければ、彼ら(マルセイユ・ファン?)は『フランスでズラタンを止められるのはニコラ・エンクルだけだ』と言っていた。それを聞いて本当にアドレナリンが出たよ。彼は俺をマークしていたが、それでも得点した。バックヒールでね。それはこういうことだ。『例え誰であろうとも、俺を止められない』ってことさ」

■4位:2012-13シーズン リーグ・アン マルセイユ戦

 5位と同じマルセイユ戦。2-2のスコアだったが、パリ・サンジェルマンの得点はどちらもイブラヒモヴィッチが決めた。大舞台での勝負強さを見せつけている。

「4位だ。マルセイユ戦でのFKを挙げるね。同じ相手、同じ試合だ。俺は遠い位置からのFKで得点した。レーザーポインターの緑色の光が俺の目を突いたのを覚えている。しかし、それすら俺を止めることはできなかったのさ」

■3位:2013-14シーズン チャンピオンズリーグ アンデルレヒト戦

 大量5得点を決めて勝利したパリ・サンジェルマン。イブラヒモヴィッチもハットトリックを決め、実力差をまざまざと見せつけた。その中で最高のゴールは「ロケットシュート」だ。

「3位は、チャンピオンズリーグのアンデルレヒト戦だと言うね。ボールが転がってきたとき、俺はただ『撃った』。シュートは飛んでいった。誰が、あるいは何が前に立ちはだかっていたかは関係なくね。まるでロケットのようだった。完璧だったな。例えGKが2秒前に飛んでいたとしても、それを止めることはできなかっただろう。なぜなら、それを触っていたとしても、彼自身がそのままゴールの中に突き刺さっていただろうからな。これはかなりハードなシュートだったぜ」

■2位:2013-14 クープ・ドゥ・ラ・リーグ準決勝 ナント戦

 決勝でリヨンを破ってクープ・ドゥ・ラ・リーグ優勝を果たした2013-14シーズンのパリ・サンジェルマン。準決勝のナント戦は開始5分でイブラヒモヴィッチが見事なシュートを決めて先制。81分に追いつかれたが、90分に再びイブラヒモヴィッチが決勝点を奪っている。

「2位は……それはナント戦だ。確か、クープ・ドゥ・ラ・リーグの準決勝だったと思うな。 俺は狙っていたものを完璧にやった。背中にゴールを見て、GKが滑っているだろうと思った。0.5秒で差が生まれたんだ。それが決まった。自分もチームも幸せだった。しかし、これは別に驚くようなことでもない。ラッキーショットではないからな。これは完璧なプレーだ」

■1位:2013-14 リーグ・アン バスティア戦

 誰もが驚愕した『サブマリン・バックヒール(リーグ・アン公式命名)』。普通にバックヒールをやろうとしても届かないような高さをスタンディングで合わせてみせた。

「ナンバーワンは――バスティア戦でのバックヒールを言わなければならないな。ルーカス(モウラ)がクロスを入れて、(エルヴァン)オンジェンダがフリックした。そして俺はDFに寄りかかって、背面で合わせたのさ。何より最高だったのは、俺のゴールセレブレーションだな。バリアを飛び越えたら滑って転んで、マジシャンのように姿を消したんだ! ボールはまだネットの裏にあるのに、あいつは何処に行ったんだ? というね。まあ、これが俺にとって最も重要なものだ。自分のトップ5はこんなところだな」

(記事提供:Qoly)

By Qoly

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