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王者ポルトガルがいよいよ登場!…C・ロナウドが達成するかもしれないEUROの記録は?

2021.06.15

前回大会でポルトガルを初優勝に導いたC・ロナウド [写真]=Getty Images

 前回王者のポルトガル代表がいよいよ15日にEURO2020初戦を迎える。これまで数々の偉業を残してきた絶対的エースのFWクリスティアーノ・ロナウドには今大会でも新記録樹立に期待がかかる。

 C・ロナウドは2004大会のグループステージ第1節ギリシャ戦で初出場を果たし、さらに代表初ゴールも記録してEUROデビューを飾った。それから前回の2016年大会まで4大会連続で出場。これまで元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロ氏や元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキなど17名が最多4大会の出場を記録しているが、C・ロナウドは今大会で史上最多の5大会出場を果たす。

 なお、今年3月に約5年ぶりのスウェーデン代表復帰を果たしたFWズラタン・イブラヒモヴィッチもこれまで4大会に出場。今大会の出場も期待されていたが、ケガの影響で無念の欠場となった。

 C・ロナウドは4度の本大会出場で通算最多21試合に出場しており、今大会で最多出場記録をさらに伸ばす見込み。EURO予選を含めると歴代2番目の通算56試合に出場しており、今大会で元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンの58試合を抜いて単独トップに躍り出る可能性が高い。

 ポルトガルが誇るエースストライカーは4大会で通算9ゴールを記録。2004年に2ゴール、2008年に1ゴール、2012年と2016年にそれぞれ3ゴールを挙げている。これは元フランス代表のレジェンドであるMFミシェル・プラティニ氏と並んで歴代最多タイの得点数。史上初となる5大会での得点を達成すると、同時にEURO本大会での最多スコアラーの称号を獲得する。また、EURO予選を含めると、通算40ゴールを記録。2位のイブラヒモヴィッチ(25ゴール)と3位の元アイルランド代表FWロビー・キーン氏(23ゴール)を大きく離して、トップを走り続けている。

 これまで得点を量産してきたC・ロナウドは2012年大会と2016年大会でそれぞれ1試合2得点を記録しているが、まだ本大会でハットトリックは達成していない。EURO本大会で1試合最多の3得点は、これまで7人が達成。だが、2008年大会の元スペイン代表FWダビド・ビジャ氏以来、達成者は出ておらず、C・ロナウドにはハットトリック、もしくは新記録の1試合4得点という偉業に期待がかかる。

 EUROの歴代最年長得点記録は、名古屋グランパスでもプレーした元オーストリア代表FWイヴィツァ・ヴァスティッチ氏の38歳257日。現在36歳のC・ロナウドがこの記録を更新するには、39歳で迎える次回の2024年大会に出るしかない。だが、決勝に限れば、今大会で新記録を塗り替えることが可能だ。決勝で30歳オーバーの得点者は1人しかおらず、1976年大会のチェコスロバキア戦で元ドイツ代表FWベルント・ヘルツェンバイン氏が30歳103日で記録した。C・ロナウドが今大会の決勝でゴールを決めると、45年ぶりの更新で36歳156日の新記録を打ち立てることになる。

 C・ロナウドは前回の決勝で無念の負傷交代を強いられたが、ピッチサイドで監督顔負けの振る舞いで最後までキャプテンとしてチームをけん引した。今大会でキャプテンとして連覇を達成すれば、元スペイン代表GKイケル・カシージャス氏以来、史上2人目の快挙となる。カシージャス氏は無敵艦隊のキャプテンとして、2008年大会と2012年大会の連覇に大きく貢献した。

▼C・ロナウドの主なEURO記録(UEFA公式サイトより)
大会出場数:4大会(最多タイ)
得点した大会数:4大会(最多)
本大会通算出場数:21試合(最多)
予選を含む通算出場数:56試合(歴代2位)
本大会通算得点数:9ゴール(最多タイ)
予選を含む通算得点数:40ゴール(最多)
本大会での1試合最多得点:2ゴール

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