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「選手を誇りに思う」…サウスゲート監督が差別のあったブルガリア戦を振り返る

2019.11.08

ブルガリア戦を振り返ったサウスゲート監督 [写真]Getty Images

 イングランド代表を率いるガレス・サウスゲート監督が、人種差別が起こったブルガリア戦を振り返りコメントした。7日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 イングランド代表は10月14日に行われたEURO2020予選グループA第8節でブルガリア代表と対戦。6-0と快勝したが、前半だけで2回試合が中断されるなど人種差別が起こり問題となっていた。

 サウスゲート監督はブルガリア戦を振り返り次のようにコメントした。

「そのような出来事を経験し、チームがより結束したと確信している。選手たちは話し合い支えあっている」

「もう一度やり直したい経験ではないし、喜びとともに振り返るような状況ではなかった。誰も楽しめず、誰にも経験してほしくない夜だった。チームとして結束し働き続けるというメッセージを世界中に発信することが、我々にできるベストなことだ。『チームがどれだけ結束していて、多様性があり、異なるバックグラウンドのもと、ともにサッカーをし、楽しんでいるか』というメッセージは、社会にいる全ての人に強力に響く」

 続けてブルガリアへの処分について「罰というのは非常に難しい。我々は各自が異なる価値観を持っているからね」と語り、そのうえで「プレーするかどうかは選手たちが決めた。我々は人種差別を受け入れる準備ができていなかった。だからそれに対処した選手たちを誇りに思うよ」とチームの振る舞いに満足感を示した。

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