「挑発ではなかった」…PK失敗のイタリア代表FWペッレが国民に謝罪

ペッレ

ドイツ戦でPKを失敗してしまったイタリア代表FWペッレ [写真]=AMA/Getty Images

 2日に行われたユーロ2016準々決勝のドイツ代表戦でPKを失敗したイタリア代表FWグラツィアーノ・ペッレ(サウサンプトン)が、国民に謝罪した。

 1-1のまま迎えたPK戦、ペッレは2-1とリードした状況で4人目のキッカーを務めた。相手GKマヌエル・ノイアー(バイエルン)に対して、ジェスチャーで心理的な駆け引きを仕掛けたペッレはゴール左下を狙ったが、力のないシュートは枠の左へ外れた。結局イタリアは5-6で敗れ、大会から去ることとなった。

 ペッレは、イタリアメディア『ANSA』のインタビューに応じ、「自分にとって、今大会はポジティブなものだったかって? それは関係ないね。悲しいよ。それからイタリアの人々に謝りたい」と言明。顔も青白く、小さな声で謝罪した。

 さらに、「もしPKを決めていれば、英雄となっていただろう。それなのに……。みんなに申し訳なく思う」と続け、キックの前に行ったジェスチャーについては、「ノイアーを挑発しようとは思っていなかったんだ。彼自身も僕のジェスチャーに気づいてさえなかった。僕は、『チップキックをするぞ』というジェスチャーで、彼の動きを静止させようと思っただけなんだ」と説明し、挑発したわけではないと主張している。

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