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暴動防止へ…ユーロ開催中の仏政府、アルコール販売禁止を試合開催地に要請

2016.06.13

イングランド対ロシア戦では、試合前から乱闘騒ぎで警察が出動した [写真]=Getty Images

 11日に行われたユーロ2016・グループステージ第1節のイングランド代表とロシア代表の試合にて開催地のマルセイユで暴動が発生したことを受け、フランス政府が同大会の試合会場周辺でのアルコール飲料の販売を禁止するよう、各都市に促していることがわかった。イギリスメディア『BBC』が13日に報じている。

 報道によると、フランスのベルナール・カズヌーヴ内務大臣が「試合日と試合前日、そしてファンゾーンが開放されている期間は、アルコール飲料の販売と消費、輸送を禁止するべきだ。必要な措置であるので、要請している」と声明を発表。「マルセイユで発生した出来事は受け入れられない。当局にとって、社会にとって、そしてサッカーファンにとって許容できるものではない」と、厳しく非難した。

 11日にマルセイユで発生した暴動では、試合前から地元住民やロシア人、イングランド人の間で乱闘が勃発。警察が出動し、催涙ガスや放水銃を使用して鎮圧する事態となった。試合前日と試合終了後も両国のサポーターが衝突し、2名のイングランド人サポーターが重体で、11人が軽傷を負ったと報じられている。

 今回の暴動を受け、UEFA(欧州サッカー連盟)は12日、サポーターが暴動を起こしたイングランドとロシアに対して警告を送ったことを発表。「次に暴動が起きた場合、両チームを失格とする可能性などの追加処分も辞さない」と、大会失格処分を科す可能性を示唆している。

 グループステージ第2戦では、イングランド代表は16日にウェールズ代表とランスで、ロシア代表は15日にスロヴァキア代表とリールで対戦する。

By サッカーキング編集部

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