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アーセナル指揮官、移籍報道のヴァーディは「代表ではスタメンではない」

2016.06.08

ヴァーディ(右)は来季、ヴェンゲル監督(左)の下でプレーすることになるだろうか [写真]=AMA/Getty Images

 アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、レスターに所属するイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディがユーロ2016で先発メンバーに名を連ねるとは考えていないようだ。イギリス紙『インデペンデント』が7日付で伝えている。

 前線の得点力不足に悩むアーセナルは、契約解除金の2000万ポンド(約31億2000万円)をレスターに支払うことを前提に、週給8万ポンド(約1200万円)を上回る額のオファーをヴァーディに提示したと複数メディアに報じられている。連日のように移籍報道がなされ、一時は交渉成立目前と伝えられた。

 ユーロ2016にイングランド代表の一員として出場するヴァーディについて、ヴェンゲル監督は「彼が(イングランド代表で)先発出場するとは思わない。彼はクラブで居場所を見つけたけれどね。ヴァーディの実力が足りないと言っているわけではない。ただ大会を通して存在感を発揮できるほどの経験がまだないんだ。彼がピッチに立つのか?それは間違いないよ」とコメントしている。

 さらに、ヴァーディのような快速ストライカーの活躍について、「サッカーは常に進化している。攻撃陣が新しい問題をもたらしていて、守備陣がそれに対応する。この10年でストライカーはどんどん速くなっている。それで何が起こるのか。対応する側のDFも速さが求められるようになってきている」と語った。

 しかしヴェンゲル監督は、移籍報道の渦中でオファーを断られる可能性を考慮したのか、ヴァーディの去就については言及しなかった。

By サッカーキング編集部

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