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ドイツ代表エジル、ユーロと“ラマダン”の時期が重なるも「大会期間中の断食は不可能」

2016.06.04

エジルはユーロ開催期間中に断食は行わないことを明かした [写真]=Getty Images

 サッカーと宗教、一見すると相関性が低いと思われる2つの単語だが、ユーロ2016に出場するイスラム教徒の選手にとっては切り離せない関係となる。というのも、今回のユーロの開催期間である6月10日から7月10日は、イスラム教徒が日の出から日没まで断食を行う“ラマダン”の2016年の期間である6月6日から7月5日と殆ど時期が重なるからだ。

 今回のユーロの出場国の中では、とりわけドイツ代表などは、MFメスト・エジル(アーセナル)、MFサミ・ケディラ(ユヴェントス)、DFシュコドラン・ムスタフィ(バレンシア)、DFエムレ・ジャン(リヴァプール)とイスラム教徒が多い。

 とはいえ、信仰と健康のバランスを保たねばならないため、プロのアスリートは“ラマダン”の時期をずらすことが認められている。実際、敬虔なイスラム教徒として知られるエジルも、これまでの主要国際大会と同様に、今回のユーロでも開催期間中に断食は行わないことを、DFB(ドイツ・サッカー連盟)とのインタビューで明らかにしている。

「ユーロの開催時期は夏であり、気候がとても暑い。また、僕達は非常に密度の濃い練習と試合に臨む。従って、僕からすれば断食は不可能だ」

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