リヴァプールに所属するヘンダーソン。負傷でユーロ出場が危ぶまれていたが、復帰の目処がたったようだ [写真]=VI Images via Getty Images
ユーロ2016開幕を1カ月後に控え、FWアレックス・オックスレイド・チェンバレンにFWダニー・ウェルベックとアーセナルの2人のストライカーが故障に見舞われたイングランド代表だが、その一方でリヴァプールのMFジョーダン・ヘンダーソンの復帰に目処が立った模様だ。
イングランド代表は、現地6日にはチェンバレン、2日後の8日にはウェルベックが、相次ぎひざの故障を再発。両選手とも今後手術に臨むため、ユーロは欠場することが確実視されている。
一方、今年4月7日に行われたヨーロッパリーグ(EL)準々決勝ファーストレグのドルトムント戦で左ひざに全治6週間から8週間の故障を負い、ユーロへの欠場が危惧されていたヘンダーソンは、ここに来て練習復帰を果たした。リヴァプールのユルゲン・クロップ監督も、10日の練習後に行われた会見で、ヘンダーソンが順調に回復していることを説明した。
「我々はヘンダーソンの復帰という素晴らしいニュースに恵まれた。まだ全体練習には合流しておらず、ランニングとパスの練習をしただけだが、状態はとても良いように見えた」
クロップ監督はまた、ヘンダーソンの実戦復帰について、18日に行われるEL決勝のセビージャ戦への出場は疑問視したものの、ユーロへの出場には太鼓判を押した。
「ヘンダーソンがEL決勝に間に合うかは分からない。なぜなら、試合までもうわずかな日数しかなく、今後の回復状況を見なければならないからだ。しかし、ユーロには100パーセントの状態で復帰できることは間違いない。これはイングランド代表にとって素晴らしいことだ」
By WOWOW