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魔境のラ・リーガ2部…昇格プレーオフの勝者は3季連続で6位のクラブに

エルチェが昇格した19-20シーズン以降は3季連続で6位クラブがPOを制している [写真]=Getty Images

 2021-22シーズン、ラ・リーガで1部昇格最後の1枠を勝ち獲ったのはジローナだった。現行のフォーマットではシーズンを1位と2位で終えたクラブが自動昇格、3〜6位のクラブはトーナメント形式(ホーム&アウェイ開催)の昇格プレーオフに臨むこととなっている。順位表で上にいるクラブに分があると思われるが、スペインの昇格プレーオフでは3シーズン連続でギリギリ出場圏内に食い込んだ6位のクラブが1部行きの切符を掴んでいる。

 どの国のリーグでも2部は“魔境”と表現されることが多い。スペインも同様で、前年度に昇格プレーオフを戦ったクラブが、翌年度に2部残留争いに巻き込まれていることも決して珍しくはないのだ。1999-00シーズンのリーグ制覇や2003-04シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)準決勝進出など、かつて“スーペル・デポル”と称されたデポルティーボは、2018-19シーズンに昇格プレーオフ決勝戦まで駒を進めたものの、マジョルカ相手に2戦合計2-3で敗北した。翌シーズンはまさかの19位でフィニッシュし、40年ぶりとなる3部降格の憂き目にあっている。

 2012-13シーズンにイスコやホアキン・サンチェスらを擁してCLベスト8まで進出したマラガも、2017-18シーズンに降格してからは4シーズン連続で“セグンダ”に身を置いている。2018-19シーズンこそ3位フィニッシュで昇格プレーオフを戦ったが、以降は2桁順位が続いており、2021-22シーズンにいたってはなんとか降格を免れる18位に沈んでいた。

 そんな“魔境”のラ・リーガ2部では、デポルティーボやマラガが証明しているように、前年度の成績は何も保証してくれない。クラブ間の拮抗した実力が垣間見えるリーグだ。シーズン中もプレーオフ進出圏内の3〜6位は頻繁に入れ替わることが多く、“団子状態”でシーズンは進む。ギリギリで昇格プレーオフに出場できる6位と、涙を飲む7位の勝ち点差も、大きく離れていないケースがほとんどだ。2019-20シーズンを7位で終えたラージョ・バジェカーノは、6位エルチェとの勝ち点差がわずかに「1」だった。翌シーズンも6位ラージョ・バジェカーノと7位スポルティング・ヒホンの勝ち点差は「2」。2021-22シーズンに関しては、最終的にジローナとレアル・オビエドが勝ち点で並び、直接対決の成績で6位となったジローナがそのまま1部昇格を決めていた。

 実力が拮抗しているリーグだからこそ、プレーオフの勝者も全く読めないのだろう。最後に6位以外のクラブが昇格の切符を掴み取ったのは、2018-19シーズンのマジョルカ(5位)が最後。以降はエルチェ、ラージョ・バジェカーノ、ジローナと3シーズン連続で6位のクラブが1部行きを決めている。

 直近3シーズン、6位クラブのプレーオフ戦績は下記の通り。

※スコアは2戦合計のものを記載。

■2019-20

準決勝
エルチェ 1-0 レアル・サラゴサ

決勝
エルチェ 1-0 ジローナ

■2020-21

準決勝
ラージョ・バジェカーノ 5-1 レガネス

決勝
ラージョ・バジェカーノ 3-1 ジローナ

■2021-22

準決勝
ジローナ 2-1 エイバル

決勝
ジローナ 3-1 テネリフェ

 8月に開幕する新シーズンでも、混戦が予想されるラ・リーガ2部。果たして、長いシーズンが終わった際に笑っている3つのクラブはどこになるのだろうか。また、昇格プレーオフの勝者は来季も6位のクラブになるのだろうか。

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