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アトレティコ・マドリードがリーガ優勝を夢見られる9つの理由

2021.05.11

2013-14シーズン以来のリーガ制覇が現実味を帯びるアトレティコ [写真]=Getty Images

 2020-21シーズンのリーガ・エスパニョーラは、熾烈な優勝争いが繰り広げられている。

 3節を残して、首位のアトレティコ・マドリードから4位セビージャまでの勝ち点差は「6」。アトレティコ・マドリードレアル・マドリードバルセロナの上位3チームは勝ち点2差にひしめいており、どのチームが優勝しても不思議ではない。

 そんななか、スペイン紙『マルカ』は10日の記事で、アトレティコ・マドリードが優勝を夢見られる9つのポイントを紹介している。

■自力優勝の可能性がある唯一のチーム

 上位4チームによる直接対決が行われた第35節。アトレティコ対バルセロナレアル・マドリード対セビージャはいずれもドローに終わったため、順位に変動はなく、アトレティコが首位をキープした。今後、彼らが直接対戦する機会はないため、アトレティコは残り3試合を全勝すれば優勝できる。“ポールポジション”にいるのは、間違いなく彼らだ。

■ライバルは盤石ではない

アトレティコを追いかけるレアル(左)とバルサ(右)

 アトレティコが残り3試合で3勝を挙げれば、他のチームのことを気にする必要はない。ただライバルたちがつまずくようなことがあれば、優勝はさらに近づく。レアルやバルセロナのここ最近の戦いぶりを見ても、そうした可能性がないわけではない。

 レアルは残り3試合でグラナダ、アスレティック・ビルバオ、ビジャレアルと対戦。どのチームも、レアルから勝ち点を奪える力がある。レアルは公式戦ここ4試合で1勝(2分1敗)と、ガス欠気味なのも不安要素だ。

 一方、バルセロナの状況もあまり好ましいものではない。彼らはラスト3試合、レバンテ、セルタ、エイバルと対戦する。アトレティコ戦に加えて、その前のホームゲーム、グラナダとの試合でも逆転負けを喫したことで、タイトルを争えるだけのチームにないことを露呈してしまった。

■バルサを内容で上回った

 優勝争いの行方を大きく左右するバルセロナ戦は0-0のスコアレスドロー。勝利こそ逃したが、内容では上回った。マルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが立ちはだかったものの、ヤニク・フェレイラ・カラスコやフェリペ、ルイス・スアレスなどが明確な決定機で相手ゴールに迫った。試合を通じて、相手陣内でプレーした時間が長く、プレスを実行して、バルセロナの攻撃力を最小限に抑えていた。

■残り3試合は勝ったことのある相手ばかり

R・ソシエダとの前回対戦は2-0でアトレティコ勝利

 アトレティコが残り3試合で対戦するのは、レアル・ソシエダ、オサスナ、バジャドリード。恵まれた対戦カードというわけではないが、今季の前半戦でいずれも勝利を奪ったチームになる。レアル・ソシエダには敵地で2-0、オサスナにも敵地で1-3、そしてバジャドリードにはホームで2-0の勝利を収めた。

■3試合中2試合はホームゲーム

 アトレティコはアウェイでのリーグ戦ここ6試合で1勝(3分2敗)しかできず、前半戦に稼いだ貯金を使い果たす格好に。レアル・マドリードバルセロナとの勝ち点差も大きく縮まった。ただ、残り3試合のうち、最終節を除く2試合はホームで戦える。第35節を終えて、ホームでは13勝3分1敗。勝ち点「42」はリーグトップの成績になる。唯一敗れたのはレバンテ戦で、本拠地『ワンダ・メトロポリターノ』で勝ち点を拾えたのも、レアル・マドリード、セルタ、ビジャレアルの3チームしか存在しない。

■堅守が復活

ステファン・サヴィッチ、ヤン・オブラク

サヴィッチ(左)とオブラク(右)

 リーグ戦ここ5試合で2失点。また、5試合のうち4試合でクリーンシートを達成した。年明けからしばらくは失点が続いていたが、近年の成功を支え、彼らに喜びを与えてきた堅い守備が復活しつつある。

 守護神のヤン・オブラクがいつものようにハイレベルなプレーを見せているのに加え、今季はステファン・サヴィッチのパフォーマンスも良く、マリオ・エルモソも調子を上げてきた。そしてフェリペがバルセロナ戦で好プレーを見せ、ピッチに立てば頼りになるホセ・ヒメネスも控えている。自慢の守備が戻ってきたことに加えて、チームの連動した動きもスムーズだ。

■フィジカルコンディションが良好

 シーズン終盤を迎えた今も、アトレティコに消耗は見られない。チャンピオンズリーグではベスト16で敗退を余儀なくされたが、そのおかげでリーグ戦に集中することができた。試合数が減ったことは、コンディション面には有利に働いた。

 2月と3月は、ケガや新型コロナウイルスなどで苦労を強いられたが、現在、故障者リストに名を連ねるのは、直近のバルセロナ戦で太ももを痛めたトマ・ルマルだけとなっている。

■カラスコが絶好調

ヤニック・フェレイラ・カラスコ

 1月30日に新型コロナウイルスの陽性反応が出たことが発表され、自主隔離を強いられたが、今は文字通り絶好調だ。アトレティコで最も違いを生み出せる選手の一人で、スピード、ドリブル突破、シュートは相手の守備網を突破する重要な武器となっている。

 おそらくキャリアの中で最高の時期を迎えており、リーグタイトルを獲得することで最高のシーズンに華を添えることができる。アトレティコファンにとって、彼は新たなアイドルだ。

■危機を脱した

ディエゴ・シメオネ

アトレティコを率いるシメオネ監督

 2位以下に11ポイント以上の差をつけていた時期もあったが、そのペースを維持するのは不可能であり、いつかはスランプに陥ると思われた。ただ一方で、どの試合でも苦しみ、4試合で6失点を喫するような状況に出くわすのも想定外だった。そんな調子の波を乗り越え、アトレティコは適切な流れに乗った。守備は改善され、どの試合もコンペティティブに戦い、2月や3月には失われていた自信を取り戻した。

(記事/Footmedia)

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