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開幕節から”史上初の日本人対決”実現の可能性も。久保、岡崎、乾が競演するラ・リーガがいよいよ開幕!

[写真]=Getty Images

 スペインサッカー、ラ・リーガの2020-21シーズンが12日に開幕を迎える。WOWOWでは、今季も毎節最大5試合を生中継。特に注目が集まるのは、1部に所属する3人の日本人選手だろう。

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■新天地での飛躍を狙う久保

Kubo Takefusa

[写真]=Getty Images


 まず何と言っても目が離せないのは、久保建英だ。19歳の若武者は、ラ・リーガ2年目でマジョルカからビジャレアルへの“ステップアップ”を実現した。

「イエローサブマリン」の愛称で親しまれるビジャレアルは、4年ぶりに母国で指揮をとるウナイ・エメリを新監督に招へい。その指揮官たっての希望で獲得したのが久保だった。レアル・マドリードからの期限付き移籍は2年連続となるが、昨季とは異なり、今シーズンは始動初日から新天地に合流している。味方との連携がプレー面に大きな影響を及ぼす久保にとって、その意義は小さくない。

 2日に行われたレアル・ソシエダとのプレシーズンマッチでは、細かなパス交換から決定機を演出するなど、随所に“らしさ”を披露した。試合後には「チームメイトの特徴も分かるようになってきた」、「今日はとてもポジティブな感覚だった」と振り返るなど、手応えを口にしている。プレシーズンマッチは全5試合に出場し、味方との相互理解はこれからさらに深まっていくはずだ。

 とはいえ、精鋭ぞろいのビジャレアルで定位置をつかむのは容易ではない。久保は4-4-2や4-2-3-1のトップ下、あるいは左右のMFとして起用される見込みだが、2列目はポジション争いの最激戦区と言える。昨シーズンのチーム得点王であるジェラール・モレノを筆頭に、俊足ドリブラーのチュクエーゼ、万能型のモイ・ゴメスなど多士済々のアタッカーたちが控え、指揮官の元教え子であるビセンテ・イボーラもトップ下でのプレーが可能だ。

 それでもビジャレアル加入時に「最良のオプションだった」と久保がコメントしたとおり、ハイレベルな仲間と切磋琢磨する環境は、自身の成長や将来のレアル・マドリード復帰を考えれば、限りなくベストに近いものだ。マジョルカでは守備に回る時間が長かったが、リーグ屈指の強豪クラブであるビジャレアルでは攻撃に関与する回数が多くなり、パスの“出し手”としてだけでなく、“受け手”としてゴール前に顔を出す機会も増えるはず。4得点4アシストを記録した昨シーズン以上の成績を残すことも十分に期待できる。“試合を決められる選手”になっていけば、「TAKE(タケ)」の名はさらに世界に広まっていくだろう。

■“エース”として鬼門に挑む岡崎

Okazaki Shinji

[写真]=Getty Images


 34歳にしてラ・リーガ1部デビューを果たす岡崎慎司にとっても、今シーズンはスペイン全土にその名をとどろかせるチャンスである。

 スペイン初挑戦となった昨季は、ウエスカでチーム最多となる12得点を奪い、2部優勝と1部昇格に貢献。ファン投票によるクラブ年間最優秀選手にも選ばれた。ミチェル監督からの信頼は厚く、ここまではポジションを争うライバルも不在。“2部王者のエースストライカー”として世界最高峰の舞台に立つ。

 チームの仕上がりは順調そのもので、プレシーズンマッチは4戦無敗(2勝2分け)。岡崎も2戦目のアラベス戦と4戦目のサバデル戦でゴールを奪うなど、好調をキープしている。クラブ初の1部残留を果たすには様々な試練を乗り越える必要があるものの、準備は万端だ。

 城彰二氏、西澤明訓氏、大久保嘉人(現東京ヴェルディ)、指宿洋史(現湘南ベルマーレ)、ハーフナー・マイク(現ヴァンフォーレ甲府)――。日本人ストライカーにとって“鬼門”とされてきたラ・リーガで、岡崎はどこまで活躍できるのか。“雑草魂”ではい上がってきたベテランの新たな挑戦もまた見逃せない。

■重鎮として復活を期す乾

Inui Takashi

[写真]=Getty Images


 一方、捲土重来を期するのが、ラ・リーガ6年目を迎えた乾貴士だ。エイバル復帰を果たした昨季は29試合に出場して2ゴール3アシスト。同じ監督(ホセ・ルイス・メンディリバル)、同じ戦術、同じポジションで起用されたものの、残した結果はエイバルでの自己ワーストだった。

 心機一転で臨む今季は背番号を「14」に変更。大活躍したロシア・ワールドカップや全国制覇を成し遂げた野州高校時代にも背負ったラッキーナンバーである。ゲン担ぎかどうかは分からないが、ラ・リーガの日本人最多出場記録と得点記録を持つ乾のことだ。キッカケさえつかめば、あの切れ味鋭いドリブルで敵を翻弄してくれるに違いない。

 指揮官の続投が決まり、乾の存在価値はますます高まっている。今夏はオレジャナ、エスカランテ、シャルレスら主力選手の多くが退団した。ハイプレス&ショートカウンターの戦術をマスターする選手が少なくなった分、乾は“頼れる選手”として重宝されるはずだ。重鎮の一人として、リーダーシップを発揮することも期待されているかもしれない。“エイバルの顔”となれるかどうか。32歳の乾にとって、今後のキャリアを占う重要な1年となるだろう。

 さらなる飛躍を誓う久保、新たなチャレンジに挑む岡崎、名誉挽回を狙う乾――。三者三様の決意とともにラ・リーガは開幕を迎えるが、13日の開幕節からビジャレアルとウエスカが激突する。ラ・リーガ1部では“ピッチ上”での日本人対決が実現したことがなく、久保と岡崎が同時出場を果たせば、まさに初競演となる。果たして、日本とスペインのサッカー史に新たな1ページを刻むことになるのか。歴史的瞬間を見逃す手はない。

(記事/Footmedia)

『スペインサッカー ラ・リーガ 2020-21シーズン』

9/12(土)開幕! WOWOWでは毎節最大5試合を生中継!

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<注目の第1節放送・配信予定>
〇エイバル vs セルタ
9/12(土)夜10:50〜 [WOWOWプライム]※生中継
解説:安永聡太郎 実況:田中大士
ハーフタイム企画:【特集】ラ・リーガ新シーズン徹底紹介!
みどころ:ラ・リーガ新シーズンついに開幕! 前人未踏の6シーズン目となる乾貴士擁するエイバルが初戦を迎える。セルタは攻撃の中心、昨季得点ランク6位のイアゴ・アスパスに注目。

〇ビジャレアル vs ウエスカ
9/13(日)深夜1:25〜 [WOWOWライブ]※生中継
解説:野口幸司 実況:横内洋樹
ハーフタイム企画:【特集】ラ・リーガ新シーズン徹底紹介!
みどころ:開幕節から日本人対決が実現! 昨季5位強豪ビジャレアルへ移籍した久保建英。その真価を見せられるか? 対するウエスカは昨季チーム最多得点の岡崎慎司が開幕弾を狙う。

<第2節放送・配信予定>
〇ビジャレアル vs エイバル
9/19(土)夜10:45〜 [WOWOWライブ]※生中継
解説:都並敏史 実況:柄沢晃弘

〇ウエスカ vs カディス
9/20(日)夜10:45〜 [WOWOWライブ]※生中継
解説:小倉勉 実況:田中大士

その他の放送カードはWOWOW番組オフィシャルサイトへ

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