レオネサ相手に敗北したアトレティコ・マドリード [写真]=Getty Images
23日、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)ラウンド32が行われ、アトレティコ・マドリードとレオネサ(2部B)が対戦した。
アトレティコはMFサウール・ニゲス、FWジョアン・フェリックスら主力選手と、移籍の噂が立つMFマルコス・ジョレンテやDFマヌ・サンチェスらリーグ戦で先発の機会が少ない選手を同時に起用した。
敵地で主導権を握るも、MFエクトル・エレーラのミドルシュートがGKルーカス・ジファードのファインセーブに遭うなど先制点を奪えないアトレティコは、スコアレスで前半を折り返す。
試合が動いたのは62分、J・フェリックスからのスルーパスを受けたFWアンヘル・コレアがゴール正面から左足を一閃。これがゴール左に突き刺さり、ついにアトレティコが先制する。
しかし調子の上がらないアトレティコは、2部Bのクラブを相手にこのリードを守り切れない。83分、ペナルティーエリア右からの折り返しを受けたレオネサのDFフレン・カスタニェーダが左足で強烈なダイレクトボレーを決め、試合を土壇場で振り出しに戻すことに成功した。
両チームとも勝ち越し点を決めることができずに試合が延長へと差し掛かると、108分、レオネサのFWセルヒオ・ベニートが左サイドからのクロスを左足でうまく合わせ、ついに逆転。ジャイアントキリングを目前にして最高潮の盛り上がりを本拠地の後押しを受け、レオネサはこのリードを守りきり、2-1と勝利を収めた。
勝利したレオネサは大会のベスト16へと駒を進め、敗れたアトレティコはこれで公式戦2連敗となった。
【スコア】
レオネサ 2-1(延長) アトレティコ・マドリード
【得点者】
0-1 62分 アンヘル・コレア(アトレティコ)
1-1 83分 フレン・カスタニェーダ(レオネサ)
2-1 108分 セルヒオ・ベニート(レオネサ)