2019.12.13

“初クラシコ”から“日本人対決”まで!? 年末のラ・リーガは見逃せないカードが目白押し!

[写真]=Getty Images
海外サッカー専門誌の編集を務めた後にフリーとなり、ライター、エディター、スペイン語の翻訳&通訳、フォトグラファーとマルチに活動を展開中。

 12月で前半戦が終了し、シーズンの折り返しを迎えるスペインサッカー ラ・リーガ。その12月は注目カードが目白押しとなっている。

ついに今季初対戦! “伝統の一戦 クラシコ”

延期されていた伝統の一戦、クラシコがついにキックオフを迎える [写真]=Getty Images

 まずは何と言っても12月18日(水)に行われる伝統の一戦クラシコ、バルセロナ対レアル・マドリードを紹介しないわけにはいかないだろう。この試合、本来は10月26日(土)にバルセロナのカンプ・ノウで行われる予定だった。しかし、カタルーニャ自治州内の情勢不安によって延期となり、年末のこの時期に行われることになった。第16節終了時点でバルセロナが首位、レアル・マドリードが勝ち点差なしの2位につけており、まさに首位攻防戦として行われることになる。第17節でバルセロナは12月14日(土)にレアル・ソシエダと、レアル・マドリードは12月15日(日)にバレンシアと、それぞれアウェイゲームを戦う。難敵を相手に勝利を収め、クラシコに弾みをつけたいところだ。

 バルセロナは第13節からリーグ4連勝中。エースのリオネル・メッシは負傷により開幕から約二カ月間欠場が続いていたが、リーグ復帰後は徐々にリズムを取り戻し、第16節マジョルカ戦でハットトリックを達成するなど、ここまで12ゴールと現在絶好調だ。チームへの順応に時間がかかっていた新戦力のアントワーヌ・グリーズマンも少しずつ調子を上げており、17歳の新鋭アンス・ファティもここまで9試合2得点と存在感を示している。一方のレアル・マドリードは、エデン・アザールやマルセロ、ギャレス・ベイルら複数のケガ人を抱えながら、こちらも第13節から4連勝。クラシコまでに彼らが復帰できるかどうかが1つのポイントになりそうだ。また、前線ではロドリゴ、カリム・ベンゼマ、ヴィニシウス・ジュニオールという“RBVトリオ”が新機軸を打ち出しつつある。

 公式戦ではこれまでに通算242試合、対戦しており、バルセロナが96勝、レアル・マドリードが95勝、引き分け51とほぼ互角。リーグ戦に限れば両チームともに72勝(34引き分け)と、熾烈なライバル関係が垣間見える。今回の対戦でも、両者の意地とプライドを懸けた熱戦が期待できそうだ。

カンプ・ノウで見せ場を作った久保建英…エイバルは乾貴士の活躍が必須!?

久保建英

久保建英が“古巣戦”でメッシと対決 [写真]=Getty Images

 日本人プレーヤーの試合も、ラ・リーガを見るうえでの注目ポイントとなる。1年ぶりにエイバルに復帰した乾貴士は、第16節終了時点で11試合に出場し、2アシストを記録している。12月14日(土)の第17節はアスレティック・ビルバオとの“バスク自治州ダービー”、続く12月20日(金)にはグラナダとのホームゲームが控えている。エイバルは第11節、第12節と連勝を飾ったものの、その後4連敗と苦戦が続いている。その間、チームとしてわずか1ゴールしか挙げられていないだけに、左ウイングを務める乾のチャンスメークはもちろん、今シーズン初ゴールにも期待したいところだ。

 今夏レアル・マドリードの一員となり、今シーズンはマジョルカに期限付き移籍している久保建英は、最近の活躍によって評価が急上昇している。途中出場した第5節ヘタフェ戦でラ・リーガでの初アシストを記録すると、第13節ビジャレアル戦では得意の左足で記念すべき初ゴールを奪うなど、1得点1アシストの活躍を披露した。

 そして第16節では、下部組織時代に在籍したバルセロナの本拠地カンプ・ノウに初見参。バルセロナに戻らずレアル・マドリードを選んだということもあってスタンドのバルセロニスタからはブーイングを浴びたが、90分間フル出場し、リオネル・メッシへの股抜きを敢行するなど、随所に見せ場を作った。マジョルカのビセンテ・モレノ監督も「彼の限界がどこにあるのか分からない」と久保のパフォーマンスを絶賛。直近のリーグ戦では3試合連続で先発フル出場を飾っており、もはやマジョルカに不可欠な選手となっている。

 そのマジョルカは12月15日(日)に第17節セルタ戦をアウェイで戦い、12月21日(土)には現在3位のセビージャをホームに迎える。マジョルカ自体、第14節から3連敗を喫しており、現在17位と降格圏の一歩手前に位置している。セルタ戦は17位、18位の直接対決となるだけに、この試合に勝利して下位チームとの差を広げ、強豪セビージャとの大一番に挑みたいところ。そのためには久保の活躍が不可欠となる。

2部ではスペイン初上陸の香川真司と岡崎慎司の対戦が!

日本代表として数多の戦いをともにしてきた2人がスペインの地で激突する [写真]=Getty Images

 ラ・リーガ2部でも毎節、激しい戦いが繰り広げられているが、その中でも最注目の試合が12月22日(日)に行われる第21節のウエスカ対サラゴサ戦だ。ご存じのとおり、ウエスカには岡崎慎司、サラゴサには香川真司が所属しており、この一戦では“日本人対決”が実現する。ともに今シーズン、スペイン初上陸を果たし、ここまで岡崎が16試合3ゴール、香川は15試合2ゴールを記録している。両者ともに攻撃的な選手であるため、ピッチ上で直接マッチアップする場面はそう多くないと思われるが、長年にわたって日本代表を牽引した2人がスペインの地で相対するというのは、それだけでワクワクする。

 全世界のサッカーファンが注目するクラシコに、日本人プレーヤーたちの活躍。12月のラ・リーガから目が離せない。

※文中の情報は全て第16節終了時点のもの。

文=池田敏明

12.18 エル・クラシコのバックナンバー

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