2019.08.14

【リーガ初挑戦の選手たち①】ポルトガル人史上最高額の男…ジョアン・フェリックス/アトレティコ・マドリード

ジョアン・フェリックス
クラブ史上最高額でアトレティコ・マドリードに加入したJ・フェリックス [写真]=Getty Images
「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

 いよいよ16日に新シーズンが開幕するリーガ・エスパニョーラ。今夏は例年にないほどの大型補強が行われ、各国の逸材たちがスペインの地に降り立った。そこで、今シーズンがラ・リーガ初挑戦となる注目の新戦力を紹介する。


 今回は、ベンフィカからアトレティコ・マドリードに加入したポルトガル代表FWジョアン・フェリックス。移籍金1億2600万ユーロ(約149億円)は、クラブ史上最高額であると同時に今夏のラ・リーガ最高額でもある(8月12日時点)。最注目プレーヤーとも言える同選手について、7つのトピックを紹介する。

■“新・黄金世代”の筆頭格

J・フェリックスは1999年11月10日生まれの19歳。1999年生まれは「新・黄金世代」と言っても過言ではなく、今夏ユヴェントスへ移籍したオランダ代表DFマタイス・デ・リフトやイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマ、さらにドイツ代表MFカイ・ハフェルツやU-21フランス代表MFマテオ・ゲンドゥージなども同年代の選手たちである。なお、移籍情報サイト『Transfermarkt』による市場価値は6300万ユーロ(約74億円)。19歳以下の選手としてはイングランド代表FWジェイドン・サンチョ(9000万ユーロ)に次いで2番目に高価な選手となっている。

■ポルトガル人史上最高額の男

移籍金1億2600万ユーロは、10代選手としては歴代2位。これを上回るのは、2018年にモナコからパリ・サンジェルマンへ移籍したフランス代表FWキリアン・ムバッペの1億8000万ユーロ(約213億円)だけだ。なお、昨年夏にレアル・マドリードからユヴェントスへ加入したクリスティアーノ・ロナウドの移籍金1億1700万ユーロ(約138億円)を上回り、“ポルトガル人史上最高額の男”となった。

■クラブ史上17人目のポルトガル人選手

ジョアン・フェリックス

[写真]=Getty Images

アトレティコ・マドリードでは、これまでに数多くのポルトガル人選手が在籍してきた。Jリーグにやってきたポルトガル人選手の第一号としても知られるパオロ・フットレ(1998年に横浜フリューゲルスでプレー)もアトレティコOBの一人。2003-04シーズンにポルトをCL優勝に導いたボランチコンビ、マニシェとコスティーニャも、アトレティコのポルトガル人選手の系譜に名を連ねる。J・フェリックスもクラブ史に名を刻むプレーヤーとなれるのか注目だ。

■ポルトユース在籍も…

本格的なキャリアのスタートは、日本代表MF中島翔哉が所属するポルトのユースチームだった。しかし、フィジカルに問題があるとして2015年に退団すると、最大の宿敵であるベンフィカの下部組織に入団。これが転機となり、2016年にリザーブチーム史上最年少となる16歳でデビューを果たした。

■華麗なるデビュー

ジョアン・フェリックス

[写真]=Getty Images

ベンフィカでのトップチームデビューは、わずか1年前のことだった。昨年8月のポルトガルリーグ第2節ボアヴィスタ戦で初出場を果たすと、その3日後にチャンピオンズリーグデビュー。さらに、4日後のスポルティング戦で初ゴールを決めて、一躍ヒーローとなった。終わってみれば、デビュー1年目にして、リーグ戦15ゴール9アシストを記録。欧州主要リーグでプレーする10代選手としては、レヴァークーゼンのハフェルツの17ゴールに次ぐ得点数だった。また今年4月には、ヨーロッパリーグのフランクフルト戦でハットトリックを達成。UEFA主催大会でハットトリックを決めた最年少ポルトガル人プレーヤーとなった。

■獲得の決め手は?

J・フェリックスを巡っては、し烈な争奪戦が展開された。アトレティコ・マドリードだけでなく、マンチェスター・C、レアル・マドリード、ユヴェントスなど各ビッグクラブが獲得に名乗りを上げたとされる。そんななか、アトレティコ移籍の決め手となったのが、ミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEOが見せた誠意だったという。スペイン紙『マルカ』によると、同CEOは計4度にわたってポルトガルを訪問。その熱意が選手、代理人、クラブの心を動かしたとされる。

■“Cロナウド2世”ではなく…

巷では「C・ロナウド2世」と呼ばれているが、ベンフィカのOBで、同クラブディレクターのルイ・コスタ氏は「私の後継者、あるいは“ニュー・カカ”と言われていた」とコメント。また、リオ・アヴェを率いるポルトガル人指揮官のカルロス・カルヴァリャルも、「9番と10番をミックスしたような選手で、セカンドストライカーのような振る舞いをする。フィジカル面で特別優れているわけではないが、頭が良い」とその特徴を話している。

■プレシーズンから大爆発

ジョアン・フェリックス

[写真]=Getty Images

今夏バルセロナへ移籍したフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンの後釜として、アトレティコ・マドリードに加入したJ・フェリックス。背番号「7」を継承すると、プレシーズンマッチではレアル・マドリードからもゴールを奪うなど、4得点3アシストを記録して「新たなクラック(名手)」 の誕生を予感させている。18日に行われるヘタフェとのリーグ開幕戦から華々しい活躍なるか。

(記事/Footmedia)

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