2019.04.23

【ヤングスター列伝⑦】空中戦の強さはラ・リーガ随一…プレミア行きも噂される“ペピネーロス”のゴールゲッター

ユセフ・エン・ネシリはレガネスの点取り屋だ [写真]=Getty Images
サッカーキング編集部

 2016-17シーズンのプリメーラ・ディビシオン初挑戦以降、2季連続で残留を勝ち取っているレガネス。「キュウリ」を意味する“ペピネーロス”が愛称のチームにおいて、ゴールゲッターとして秀逸なはたらきを見せているのがユセフ・エン・ネシリだ。華麗なるサクセスストーリーを紡ぎだしている21歳のモロッコ人を紹介しよう。



名前:ユセフ・エン・ネシリ(Youssef En-Nesyri)
誕生日:1997年6月1日
年齢:21歳
身長/体重:192cm/73kg
主なポジション:センターフォワード
リーグ成績:26試合出場8ゴール2アシスト

■国王設立のアカデミー出身…欧州初挑戦の地はマラガ

マラガでプレーするエン・ネシリ [写真]=Getty Images

 モロッコのフェズで生まれたエン・ネシリは、13歳の時にモロッコの現国王ムハンマド6世が設立した『ムハンマド6世アカデミー』に加入する。きれいに整備されたグラウンドに加え、所属する子どもたちの学校や宿舎も併設されている恵まれた環境で、エン・ネシリはフットボーラーとしての基礎を学んでいった。

 2015年にはマラガへの移籍を決意。まずはリザーブチームに身を置き、スペインスタイルへの適応をはかった。翌年にはクラブとプロ契約を結び、直後のエスパニョール戦でトップチームデビューを飾る。9月20日のエイバル戦では早速初ゴールを挙げるなど、エン・ネシリは加速度的に成長を遂げていった。

■W杯スペイン戦の衝撃的なゴール…そして活躍の舞台はレガネス

ワールドカップのスペイン戦で、エン・ネシリは自らの価値を大きく上げた [写真]=Getty Images

「エン・ネシリが世界中の人々から認知された日は?」と問われたならば、「2018年6月25日」と答えるべきだろう。ロシアはカリーニングラードで行われた『2018 FIFAワールドカップ』のスペイン戦、1-1でむかえた81分にエン・ネシリがコーナーキックを頭で合わせたのだ。強豪スペインを窮地に追い込むゴールというだけでも十分に価値があるものだったが、空中戦に強いジェラール・ピケとセルヒオ・ラモスに競り勝ったことが何より衝撃的だった。

 ワールドカップを終えたエン・ネシリは、2018年8月17日にレガネスへと加入。開幕当初はあまり多くの出場時間を得られていなかったが、シーズン中盤頃には2トップの一角として完全にレギュラーに定着する。今年1月26日のエイバル戦からは3試合で6ゴールと大爆発し、エースとしての価値を証明してみせた。

■打点の高いヘディングが強み…来季はウェストハムに加入?

身体のサイズは大きいが、身のこなしが非常に素早い。エン・ネシリと相対するディフェンダーは難しい対応を迫られる [写真]=Getty Images

 ワールドカップのスペイン戦で決めたゴールに象徴されるように、長身とバネを活かした空中戦の強さは、エン・ネシリの長所の一つだ。クロスボールに点で合わせる能力に秀でているため、チーム戦術にハマれば破壊力は増幅する。

 また、大柄であるにもかかわらず、細かいステップを刻むようなドリブルで相手を翻弄することも多い。懐が深く、動きも素早いため、ディフェンダーからすれば飛び込みにくい厄介な選手だろう。

 そんなエン・ネシリには、プレミアリーグから誘いの声がかかっている。イギリスのスポーツ専門チャンネル『スカイスポーツ』によると、ウェストハムが今夏の移籍市場での獲得を目指しているようだ。“ハマーズ”の指揮官マヌエル・ペジェグリーニは、エン・ネシリ加入が前線強化につながると考えている。身体の強さや前への推進力といった特長は、プレミアリーグに合っていると言えるかもしれない。

文=松本武水
写真=Getty Images

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