2019.03.19

ジダン監督はペレス政権下で初の再登板…その他12人の指揮官たちの今

カルロス・ケイロス、ホセ・アントニオ・カマーチョ、マヌエル・ペジェグリーニ、ジョゼ・モウリーニョ、カルロ・アンチェロッティ、ラファエル・ベニテス、フレン・ロペテギ、サンティアゴ・ソラーリ
ペレス政権の下で監督を務めた指導者たち [写真]=Getty Images
「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

 17日に行われたリーガ・エスパニョーラ第28節で、レアル・マドリードはセルタに2-0で勝利。ジネディーヌ・ジダン監督の復帰初戦を白星で飾った。

 フロレンティーノ・ペレス会長が2000年6月に現職に就いて以降、同会長の下では13名の指導者がレアルの監督を務めてきた。だが、2度にわたってチームを指揮するのは、ジダン監督が初めてのことになる。では、その他12名はレアル退団後にどのようなキャリアを歩み、現在はどのような活動を行っているのか。各々の“その後”をまとめて紹介する。

写真=Getty Images

■ビセンテ・デル・ボスケ

ビセンテ・デル・ボスケ

(写真は2016年6月のもの)

生年月日:1950年12月23日(68歳)
レアル監督:1999年11月~2003年6月
主な獲得タイトル:チャンピオンズリーグ(2回)、リーガ・エスパニョーラ(2回)、インターコンチネンタルカップ(1回)

レアルの監督時代には、ジネディーヌ・ジダンやルイス・フィーゴら、スター選手を擁した“銀河系軍団”を率いて数々のタイトルを獲得。2008年からはスペイン代表監督を務め、2年後の南アフリカW杯とユーロ2012でチームを優勝に導いた。2016年のブラジルW杯後に退任すると、以降は第一線から退き、現在はサッカーやその他スポーツのイベントに参加している。

■カルロス・ケイロス

カルロス・ケイロス

生年月日:1953年3月1日(66歳)
レアル監督:2003年6月~2004年5月
主な獲得タイトル:スーペル・コパ・デ・エスパーニャ(1回)

マンチェスター・Uのアシスタントコーチからレアル・マドリードの監督に就任したが、無冠に終わったため1年で解任された。その後は、ポルトガル代表監督として2010年の南アフリカW杯に出場。また、イラン代表監督として2014年のブラジルW杯、2018年のロシアW杯に連続して参加した。今年2月からはコロンビア代表監督に就くことが決定。22日に行われるキリンチャレンジカップ2019の日本戦が初陣となる。

■ホセ・アントニオ・カマーチョ

ホセ・アントニオ・カマーチョ

(写真は昨年6月のもの)

生年月日:1955年6月8日(63歳)
レアル監督:2004年5月~2004年9月
主な獲得タイトル:なし

2004年に2度目のレアル監督就任を果たしたものの、わずか6試合の指揮をもって辞任した。その後は、ベンフィカとオサスナの監督を歴任し、2011年から中国代表の監督に就任。しかし、同国をW杯本大会に導くことはできず、2016年から率いたガボン代表でも11試合で2勝に留まり、昨年9月に解任された。現在はフリー。

■マリアーノ・ガルシア・レモン

マリアーノ・ガルシア・レモン

(写真は2004年11月のもの)

生年月日:1950年9月30日(68歳)
レアル監督:2004年9月~2004年12月
主な獲得タイトル:なし

カマーチョ監督の辞任を受け、アシスタントコーチから昇格したが、チームを好転させることはできず、わずか3カ月で解任の憂き目にあった。2007年にはカディスの監督に就任したものの、同クラブでも結果を残せず。開幕7試合で退団を余儀なくされた。その後は表舞台から遠ざかっている。

■ヴァンデルレイ・ルシェンブルゴ

ヴァンデルレイ・ルシェンブルゴ

生年月日:1952年5月10日(66歳)
レアル監督:2004年12月~2005年12月
主な獲得タイトル:なし

南米屈指の理論派として知られたブラジル人指揮官。欧州で唯一、監督を務めたクラブがレアルだったが、タイトル獲得には至らず、1年足らずで退任を余儀なくされた。2015年には中国の天津権健(現・天津天海)を率いることが決まり、自身2度目の海外挑戦を果たしたが、そこでも結果を出せず。2017年10月にスポルチ・レシフェの監督を退任して以降は、フリーの状態が続いている。

■フアン・ラモン・ロペス・カロ

フアン・ラモン・ロペス・カロ

生年月日:1963年3月23日(55歳)
レアル監督:2005年12月~2006年6月
主な獲得タイトル:なし

ルシェンブルゴ監督解任後のレアルを率いたが、半年でクラブを退団。2010年からは海外を拠点に活動し、サウジアラビア代表とオマーン代表の監督を歴任した。2016年秋に大連一方の監督に就任すると、2017年には中国2部リーグの最優秀監督賞を受賞。昨年4月から率いる深センFCでも1部昇格を達成し、今年ついに中国スーパーリーグでその手腕を振るうこととなった。

■マヌエル・ペジェグリーニ

マヌエル・ペジェグリーニ

生年月日:1953年9月16日(65歳)
レアル監督:2009年6月~2010年5月
主な獲得タイトル:なし

レアルでは“無冠”に終わり、1年での退任を余儀なくされたが、その後率いたマラガではチャンピオンズリーグ初出場にしてベスト8を達成。マンチェスター・Cではプレミアリーグ優勝をはじめ、3つのタイトルを獲得した。2016年には、河北華夏の監督に就任。新たな挑戦をスタートさせたものの、昨年5月にウェストハムと契約し、2年ぶりの欧州復帰を実現させた。

■ジョゼ・モウリーニョ

ジョゼ・モウリーニョ

(写真は昨年12月のもの)

生年月日:1963年1月26日(56歳)
レアル監督:2010年5月~2013年6月
主な獲得タイトル:リーガ・エスパニョーラ(1回)、コパ・デル・レイ(1回)、スーペルコパ・デ・エスパーニャ(1回)

リーグ優勝1回を含む3つのタイトルを獲得したあと、2013年にレアルの監督を退任。すると、古巣チェルシーの指揮官に返り咲き、2年目で自身3度目のプレミアリーグ制覇を成し遂げた。2016-17シーズンからはマンチェスター・Uを率いることとなったが、“3年目のジンクス”に打ち勝つことはできず、昨年末に退任。今月にはレアルの監督復帰が噂されたが、実現には至らず、テレビ解説などを務めている。

■カルロ・アンチェロッティ

カルロ・アンチェロッティ

生年月日:1959年6月10日(59歳)
レアル監督:2013年6月~2015年5月
主な獲得タイトル:チャンピオンズリーグ(1回)、FIFAクラブワールドカップ(1回)、コパ・デル・レイ(1回)

就任1年目でコパ・デル・レイとチャンピオンズリーグの2冠を達成。クラブ史上10度目の欧州制覇を成し遂げたものの、2年目は主要タイトルを獲得できず、シーズン終了後に退任が決まった。その後は、類まれなる指導力を発揮して、“ジョゼップ・グアルディオラ後”のバイエルン、“マウリツィオ・サッリ後”のナポリを率いるという難役を見事にこなしている。

■ラファエル・ベニテス

ラファエル・ベニテス

生年月日:1960年4月16日(58歳)
レアル監督:2015年6月~2016年1月
主な獲得タイトル:なし

レアルの監督の座に就くことは、クラブOBとして最大の夢だった。しかし、主力選手からの信頼を得られず、わずか7カ月で解任。そのショックの大きさたるや想像に難くない。それでも2カ月後には、ニューカッスルの監督に就任。降格と昇格を1度ずつ経験し、気が付けば今季で4年目のシーズンを過ごしている。

■フレン・ロペテギ

フレン・ロペテギ

(写真は昨年10月のもの)

生年月日:1966年8月28日(52歳)
レアル監督:2018年6月~2018年10月
主な獲得タイトル:なし

スペイン代表を率いてロシアW杯に臨むはずだったが、昨年6月12日にレアルの監督就任が発表されると、翌日に解任。その138日後に再び解任の憂き目にあった。今年2月に公開された『BBC』のインタビューでは、「(当時は)自分自身がどこにいるのかさえ分からなかった」と、状況の変化の大きさに戸惑いを感じていたことを告白している。メキシコ代表監督就任などの噂もあったが、今もフリーのままだ。

■サンティアゴ・ソラーリ

サンティアゴ・ソラーリ

生年月日:1976年10月7日(42歳)
レアル監督:2018年10月~2019年3月
主な獲得タイトル:なし

ロペテギ監督解任を受けて、レアル・マドリード・カスティージャ(Bチーム)から内部昇格を果たし、トップチームの指揮官に。自らの教え子であるセルヒオ・レギロンやヴィニシウス・ジュニオールを重用するなど独自色を打ち出した。しかし、バルセロナとのエル・クラシコに連敗、チャンピオンズリーグでもアヤックスに逆転負けを喫して退任が決定した。今後のことは未定だが、2021年まで契約が残っているため、クラブは残留を要請しているようだ。

(記事/Footmedia)

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