(左上から時計回りに)パウリーニョ、コウチーニョ、アルトゥール、D・スアレス、A・ゴメス、アルダ [写真]=Getty Images
バルセロナは、元スペイン代表MFシャビが2014-15シーズン限りで退団して以降、中盤の補強に費やしてきた額が2億6525万ユーロ(約347億7400万円)に上るという。スペイン紙『マルカ』が19日付で報じた。
同紙は、バルセロナがシャビ退団以降の3年間で獲得してきた中盤の6選手に着目。そのうえで、同クラブが“ポスト・シャビ”となる存在を確立できていないことを指摘している。
まず名前が挙がったのは、ブラジル代表MFパウリーニョと同代表MFフィリペ・コウチーニョの2名だ。両選手はともに2017-18シーズンのリーガ・エスパニョーラでまずまずの活躍を見せたが、パウリーニョはわずか1シーズンで広州恒大(中国)へ戻ってしまっている。歴代2位となる移籍金1億6000万ユーロ(約218億円)を投じて獲得したコウチーニョは、まだ加入半年ということもあり、今後の活躍次第といったところか。
元トルコ代表MFアルダ・トゥラン、ポルトガル人MFアンドレ・ゴメス、スペイン人MFデニス・スアレスの3選手は、獲得時の期待を大きく裏切ってしまった。2015年夏に獲得したアルダはすでにバシャクシェヒル(トルコ)へレンタル移籍。2016年夏に加入したA・ゴメスとD・スアレスも放出の噂が絶えず、戦力になり切れていない。
また、今夏の移籍市場ではグレミオ(ブラジル)から21歳のブラジル人MFアルトゥールを完全移籍で獲得した。今夏の新加入第1号となった同選手の獲得には、移籍金3100万ユーロ(約40億3000万円)を支払っている。
同紙によると、バルセロナが上記6選手の獲得に費やした移籍金の合計は冒頭の通り2億6525万ユーロに上る。一方で、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタも2017-18シーズン限りでチームを去っており、さらなる中盤の補強は必須。移籍金が高騰する現状を鑑みると3000万ユーロ(約39億3000万円)以上の出資は避けられず、シャビ退団以降にMFの獲得で費やしてきた額がいよいよ3億ユーロ(約393億3000万円)を超える可能性が出てきた。
バルセロナの今夏の補強候補としては、バイエルンのスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラ、パリ・サンジェルマンのフランス代表MFアドリアン・ラビオ、チェルシーの同代表MFエンゴロ・カンテ、同じくチェルシーのベルギー代表MFエデン・アザールといった名前が挙がっている。
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By サッカーキング編集部
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