バルセロナのセルタ戦のスタメンが話題となっているようだ [写真]=Getty Images
17日に行われたリーガ・エスパニョーラ第33節でセルタと対戦し、2-2の引き分けに終わったバルセロナ。同試合のスタメンには、贅沢なメンバーが名を連ねていたと話題になっているようだ。18日付のスペイン紙『アス』が伝えている。
21日に行われるセビージャとのコパ・デル・レイ(国王杯)決勝を見据え、エルネスト・バルベルデ監督は主力を温存。スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ、同代表MFセルヒオ・ブスケツ、同代表DFジェラール・ピケは招集外に。さらに、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシやウルグアイ代表FWルイス・スアレス、フランス代表DFサミュエル・ユムティティらもベンチスタートとなった。
その結果、スタメンには高額選手がずらりと並んだという。主な選手は以下のとおり。(移籍金は『アス』より。円換算は現レート)
▼DF
ネウソン・セメド(ポルトガル代表)・・・3000万ユーロ(約40億円)
▼MF
フィリペ・コウチーニョ(ブラジル代表)・・・1億2000万ユーロ(約160億円)
パウリーニョ(ブラジル代表)・・・4000万ユーロ(約53億円)
アンドレ・ゴメス(ポルトガル代表)・・・3500万ユーロ(約47億円)
▼FW
ウスマン・デンベレ(フランス代表)・・・1億500万ユーロ(約140億円)
パコ・アルカセル(スペイン代表)・・・3000万ユーロ(約40億円)
同紙によると、セルタ戦でスタメン出場した選手たちの獲得費用は、総額で4億2155万ユーロ(約560億円)にのぼるという。これは現時点で考えられるベストメンバーの獲得にかかった費用の総額よりも、1億4655万ユーロ(約195億円)も高いそうだ。
2014年にリヴァプールから加入したL・スアレスの獲得には8100万ユーロ(約108億円)、また2016年夏にリヨンから加入したユムティティの獲得には2500万ユーロ(約33億円)の移籍金が発生している。
しかし、イニエスタ、ブスケツ、メッシらは下部組織出身のため、獲得コストはゼロ。また、2008年にマンチェスター・Uから復帰を果たしたピケの移籍金は500万ユーロ(約7億円)。2012年にバレンシアから加入したスペイン代表DFジョルディ・アルバに関しても、1400万ユーロ(約19億円)の移籍金しか発生しておらず、現在の相場で考えれば、かなりのローコストだった。
背景には、近年、高騰を続ける移籍市場の影響もあるのだろう。だが一部では、大型補強を続けるバルセロナの“今の姿”が浮き彫りになったという声もあるようだ。
(記事/Footmedia)
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