2018.02.26

ベンゼマを批判から守るC・ロナウド、ブーイングを浴びせるサポーターに拍手を要求

 24日に行われたリーガ・エスパニョーラ第24節のアラベス戦で、2ゴールを挙げて4-0の勝利に貢献したレアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド。リーグ戦での通算得点を300の大台に乗せたエースは、元フランス代表FWカリム・ベンゼマへの心遣いでも称賛を浴びている。

 第24節のベティス戦でこそ3カ月振りに得点を記録したが、深刻なゴール欠乏症により批判を浴びているベンゼマ。この試合でも、18分に迎えた4対1のカウンターという絶好の先制機で、フリーでラストパスを受けながらシュートを外し、本拠地サンティアゴ・ベルナベウのサポーターからブーイングを浴びてしまう。

 だが、自身のシュートはなかなか決まらないものの、味方のゴールは度々演出しているベンゼマは、前半終了間際の44分にC・ロナウドの先制点をアシストした。すると、ゴールパフォーマンスのためにコーナー付近へと向かったC・ロナウドは、ベンゼマを手招きで呼び寄せると、「このゴールは彼のおかげ」とばかりに僚友を何度も指差し、サポーターに拍手を要求。スタンドもこれに応え、両選手に熱い声援を送った。

アシストをしたベンゼマを指差し、サポーターに拍手を求めるシーン [写真]=Getty Images

 気分良くハーフタイムを迎えられた両選手は後半、ベンゼマが開始直後の46分にウェールズ代表MFガレス・ベイルの追加点もアシストすると、C・ロナウドも61分にこの日2点目となるゴールを記録。そして、C・ロナウドのベンゼマへの粋な計らいが、再び観客を魅了する。

 試合終了間際の89分、レアル・マドリードはベイルがPKを獲得すると、ペナルティスポットに向かったのはC・ロナウドではなくベンゼマだった。普段通りキッカーを務めればハットトリックを達成できていたC・ロナウドだが、前線のパートナーに点を取ってもらうことを優先。この心意気に応えたベンゼマが、レアル・マドリードでは初めてとなるPKを決め、今シーズン初めて“BBCトリオ”がゴールで揃い踏みする結果となった。

 時として強過ぎるゴールへのエゴが目立つC・ロナウドが、このような行動に出るというのは、自身の調子が上がって来たことによる余裕と、チームが重要な時期に差し掛かっていることへの認識によるものだろう。シーズン序盤は出遅れによりリーガ・エスパニョーラ連覇は厳しい状況にあるR・マドリードだが、エースを中心に団結力が高まる一方の今、前人未到のチャンピオンズリーグ3連覇に向けて良い雰囲気が生まれて来たようだ。

文=北村敦

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