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デポルティーボのセードルフ新監督、初陣は黒星も「自信を掴んだ」

2018.02.13

デポルティーボの新監督に就任したセードルフ監督 [写真]=Getty Images

 デポルティーボの新監督に就任したクラレンス・セードルフ監督だが、初戦を白星で飾ることができなかった。12日に行われたリーガ・エスパニョーラ第23節、デポルティーボは本拠地リアソールでベティスに0−1で惜敗した。

 初采配で黒星を喫してしまったセードルフ監督だが、試合後の会見では今後に向けて手応えを掴んだとの前向きな姿勢を示した。

「敗戦というのはいつだって不幸なものだ。しかし、我々は良かった点に目を向けるべきだ。今日は良いプレーをするベティスとの難しい試合だったが、チームは常に統率が取れていた。相手にチャンスを作るためのスペースを殆ど与えなかった。嫌な時間帯に失点を喫してしまったけれども、同点を目指して戦う力は最後まで衰えなかった。確かに負けたことには落胆しているが、その一方で何かが変わったという自信を掴んだ。まだ多くの試合が残されているし、進むべき道はしっかりと見えている」

 この日の敗戦により直近8試合未勝利となり、ラス・パルマスに1ポイントかわされて18位から19位に転落したデポルティーボ。残留圏内の17位レバンテとは3ポイント差と近い一方、最下位マラガとも4ポイント差と苦しい状況にある。だが、セードルフ監督は、自分達の仕事に集中すれば、良い結末を迎えられるとの自信を表している。

「他のチームのことは頭にない。私が気にしているのはデポルティーボのことだけだ。就任した直後は、選手に落胆や怒りが見られたけれども、日々の練習を通じて着実に変わって来ている。今は私も選手達も自信をもって物事に取り組めている。1週間のトレーニングと厳しいライバルとの対戦を経て、我々は着実に強くなっている。良い兆候は表れているので、ハードワークを続けながら目先の試合を集中していきたい」

 かつては”スーペル・デポル”の愛称で強豪として鳴らしたデポルティーボだが、近年は常に残留争いに巻き込まれている。2011年ならびに2013年に続く21世紀に入って3度目の降格を免れることができるか、指揮官としてリーガ・エスパニョーラでデビューを果たしたセードルフ監督の今後の手腕に期待したい。

文=北村敦

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