レバンテに引き分けたレアル・マドリード [写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第22節が3日に行われ、レアル・マドリードがレバンテと対戦した。試合は、レアル・マドリードが2度リードする展開を作ったものの、レバンテに追いつかれ、最終スコア2-2で終わった。そこでイギリスメディア『ミラー』が、同試合で分かった5つのポイントを紹介している。
■1:キャプテンの復帰
スペイン代表DFセルヒオ・ラモスが、昨年12月に行われたバルセロナ戦から復帰を果たした。そして11分にCKから先制点をもたらし、改めてキャプテンの存在感を示した。
なお、このゴールはラモスにとって2017-18シーズンのリーガ・エスパニョーラでの初ゴールであり、同時にシーズン連続得点記録を14シーズンに伸ばした。
■2:重なる失点
レアル・マドリードは今シーズン、首位を走るバルセロナと勝ち点「18」差をつけられるほど不振に陥っている。問題を一つに断定することはできないが、守備陣の問題は早急に手を加えなければいけない。
今シーズンの公式戦でレアル・マドリードは、39パーセントの確率でクリーンシートを達成している。しかし、バルセロナとアトレティコ・マドリードはそれぞれ、64パーセントと58パーセントを記録しており、現在のレアル・マドリードに必要なのは強固な守備組織かもしれない。
■3:ベストメンバー
レバンテ戦でジネディーヌ・ジダン監督は、今シーズン初のベストメンバーを組むことができた。ウェールズ代表FWギャレス・ベイルが負傷から復帰し、ラモスが帰ってきたことでチームは勢いを取り戻すはずだった。
しかし、61分に途中出場したスペイン代表MFイスコがゴールを奪わなければ、今シーズン5敗目を喫していた可能性がある。ゆえに、ジダン監督は“現在の”ベストメンバーを見定める必要がある。
■4:ベイルか? イスコか?
ジダン監督が4-3-3より4-4-2の方が効果的であると考えたことにより、ベイルはイスコと交代でピッチを後にした。昨シーズンにも使用したこのフォーメーションは、ファンから評価されており、イスコに活躍の場所を与えた。今後このシステムを主流にすることも考えられる。
■5:嘘の夜明け
前節に3位のバレンシアを4-1で下し、長いトンネルから抜け出したかと思われたが、どうやらそのトンネルは予想以上に長いもののようである。
今回の試合では、バレンシア戦のようにPKを2回決めるチャンスはなく、レバンテは勇気と自信を持って昨シーズンの王者に立ち向かった。いずれにせよ、2度のリードを失うことは、ドレッシングルームでチームに自信がないことを表しているかもしれない。
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