
リーガ・エスパニョーラ第15節が10日に行われ、ビジャレアルとバルセロナが対戦した。
リーグ開幕から14試合無敗だが、ここ2試合はドローが続いている首位のバルセロナ。今節は2連敗中の6位ビジャレアルをホームに迎え、3試合ぶりの勝利を目指す。
先にチャンスを作ったのはバルセロナ。開始3分、左CKでデニス・スアレスのボールをニアのジェラール・ピケが頭で合わせるが、シュートはクロスバー直撃。対するビジャレアルは16分、右サイドからのクロスで、ロベルト・ソリアーノが右足ボレーを放つが、相手GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンに左手1本でセーブされる。
バルセロナは、メッシが22分にエリア手前左のFKで直接狙うが、シュートは相手GKにキャッチされる。38分にもエリア手前中央から左足シュートを放つが、これはわずかに枠の左に外れた。
後半に入ってもゴールが遠いバルセロナは58分にD・スアレスを下げてパコ・アルカセルを投入。するとその直後、ジョルディ・アルバがエリア内左から折り返すと、ニアにアルカセルが飛び込むが、相手GKにブロックされる。59分にもアルバの折り返しを、中央のメッシが左足で合わせるが、またも枠の右に逸れた。
60分、ビジャレアルはダニエル・ラバがセルヒオ・ブスケツへのタックルでレッドカードが提示され一発退場。数的有利となったバルセロナは68分、ルイス・スアレスが左サイドからのクロスに合わせ、71分にもメッシが左サイドからの折り返しに合わせるが、惜しくも枠を捉えられない。
それでも、72分に待望の先制点が生まれる。エリア内左でメッシからパスを受けたL・スアレスが、アルカセルとのダイレクトワンツーで抜け出し、そのままGKもかわして無人のゴールに流し込んだ。
先制に成功したバルセロナはさらに83分、ブスケツが高い位置で相手のパスをカットすると、素早く前線に縦パス。これを受けたメッシが、相手DF2人の隙間を突破し、GKとの1対1でゴール右隅に蹴り込んで追加点を挙げた。
試合はこのままタイムアップを迎え、バルセロナが2-0でリーグ戦3試合ぶりの勝利を収めた。敗れたビジャレアルは3連敗となった。
バルセロナは次節、17日にホームでデポルティーボと対戦。ビジャレアルは同日にアウェイでセルタと対戦する。
【スコア】
ビジャレアル 0-2 バルセロナ
【得点者】
0-1 72分 ルイス・スアレス(バルセロナ)
0-2 83分 リオネル・メッシ(バルセロナ)