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鼻骨骨折のS・ラモス、先輩の助言によりフェイスガード着用で出場へ

2017.11.20

アトレティコ・マドリード戦で鼻骨を骨折したS・ラモス [写真]=Getty Images

 アトレティコ・マドリードとの“首都決戦”で鼻骨を骨折したレアル・マドリードのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが、戦列を離れずにピッチに立ち続けることが明らかになった。

 18日に行われたリーガ・エスパニョーラ第12節の“マドリード・ダービー”で、ルーズボールに飛び込んだ際にフランス人DFリュカ・エルナンデスに顔面を蹴られ、前半一杯で交代を余儀なくされたS・ラモス。鼻から血を流していたことから予想されていた通り、翌19日に行われた精密検査では、鼻中隔を形成する骨が折れていることが確認された。だが、自身の『ツイッター』では「このエンブレム、このユニフォームのためなら、何度血を流したって構わない」と述べるなど、実施すれば長期離脱となる手術を回避して、休まずプレーを続ける決意を示している。

 今後はフェイスガードを着用してプレーすることになるS・ラモスだが、この背景にはバルセロナの元スペイン代表DFカルレス・プジョル氏の助言があるという。スペインのラジオ局『オンダ・セロ』によると、現役時代に何度もフェイスガードを着けてプレーした経験を持つ“先駆者”のプジョル氏に電話で相談したS・ラモスは、細かい説明を聞いたうえで判断を下したとのこと。レアル・マドリードの現主将とバルセロナの元主将の良好な関係が、今回の決断を後押しする運びとなったようだ。

 なお、それでも10日間程度は安静が必要と見られているS・ラモスは、21日に行われるチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節のアポエル戦には欠場が予想されている。だが、首位バルセロナに10ポイント差を付けられたリーガ・エスパニョーラでは多少の無理は厭わない姿勢のようで、25日に行われる第13節のマラガ戦に強行出場する可能性も十分にあるという。少なくとも来月2日に行われる第14節のアスレティック・ビルバオ戦では、フェイスマスク姿でキックオフからピッチに立っていること間違いないだろう。

文=北村敦

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