出場停止にリーチとなっているピケとユムティティ(左から)。レガネス戦では警告を避けたい [写真]=Fotopress/Getty Images
リーガ・エスパニョーラで首位を走るバルセロナ。国際Aマッチウイーク明けの第12節を終えると、26日の第13節では2位バレンシアとの首位攻防戦を迎えるが、センターバックに深刻な問題を抱える恐れがあるようだ。
開幕11試合を終えて無敗を維持する両雄だが、首位バルセロナ(10勝1分け)が2位バレンシア(8勝3分け)に勝ち点差「4」をつけている。またバレンシアも、3位レアル・マドリード(7勝2分け2敗)および4位アトレティコ・マドリード(6勝5分け)に4ポイント差をつけている。今週末の第12節で上位2クラブの順位が変わる可能性はないため、26日の第13節ではバルセロナが首位、バレンシアが2位で直接対決を迎えることが確定している。
バルセロナは今シーズン、スペイン代表DFジェラール・ピケとフランス代表DFサミュエル・ユムティティがセンターバックの定位置を掴み、アルゼンチン代表MFハビエル・マスチェラーノがバックアッパーを務めてきた。基本的には上記3選手でポジションをやりくりしてきた。
しかし、アルゼンチン代表に招集されていたマスチェラーノが14日に行われたナイジェリア代表との国際親善試合で右足を負傷。ハムストリングの肉離れにより、4週間の離脱を余儀なくされた。ピケとユムティティはコンディション面の問題は抱えていないものの、いずれも累積警告での出場停止にリーチが掛かっている。
18日に行われるレガネス戦でピケとユムティティのいずれかがイエローカードを受けると、バレンシア戦ではベルギー代表DFトーマス・ヴェルマーレンを起用しなければならなくなる。同選手は今シーズン、公式戦出場が1試合のみだ。
また、レガネス戦でピケとユムティティが揃ってイエローカードを受けると、バレンシア戦では主力のセンターバックが不在という非常事態となってしまう。
バレンシア戦の4日前(22日に)はチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第5節でユヴェントスと対戦するなど、厳しい日程も敵となるバルセロナ。エルネスト・バルベルデ監督の選手起用法だけでなく、そしてピケとユムティティがレガネス戦でイエローカードを受けずに済むのかどうか。バレンシアとの首位攻防戦を占う重要な要素となりそうだ。
文=北村敦
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By サッカーキング編集部
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