2017.09.20

入団前の低評価を覆すバルサのパウリーニョ、バルベルデ監督も「異彩を放つ選手」

パウリーニョ
ネガティブな評価に結果で応えているパウリーニョ [写真]=Anadolu Agency/Getty Images

 リーガ・エスパニョーラで開幕5連勝を達成したバルセロナ日本代表MF乾貴士が所属するエイバルに6-1で大勝した19日の第5節では、大黒柱のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの4ゴールが話題の中心となった一方、新戦力のブラジル代表MFパウリーニョも2戦連続で存在感を発揮した。

 日本代表MF柴崎岳が所属するヘタフェに2‐1で逆転勝利した前節は、途中出場から値千金の決勝点を叩き出したパウリーニョ。リーグ戦初先発を果たした今節は、PKで先制しながらも攻撃に苦心していた38分にスペイン人MFデニス・スアレスのCKをヘディングで叩き込んだ。パウリーニョはさらに、後半早々の53分にはワンタッチプレーでチームの3点目を演出すると、エイバルに1点を返された直後の59分にもメッシのゴールをアシストした。

 前節は強靭な肉体に今節は抜群の跳躍力と、いずれも自身の武器を生かして2節連続ゴールを奪ったパウリーニョ。これまでのバルセロナに欠けていた特徴をもたらしている新戦力には、同じく今シーズンからチームに加わったエルネスト・バルベルデ監督も信頼を寄せている。

パウリーニョは我々の戦力の中で異彩を放つ選手だ。ペナルティエリアへの飛び出し、セットプレーでの高さなど、他の選手には無い武器を持っている。初スタメンとなった今日は、序盤こそ試合から消えていたものの、その後はどんどんプレーに関わって行ってくれた。チーム全体とは異なる特徴を有する選手だが、我々は生かすことができる」

 一方、指揮官から賛辞を送られたパウリーニョは、新天地で味わっている充実感を表した。

「僕はとにかくバルセロナをサポートしたい。この2試合で挙げたゴールはチームにとって重要だった。自分の新天地への適合の助けにもなるし、もちろん満足しているよ。バルセロナに関わる全ての人々からの愛情を感じることができ、幸せや感謝の気持ちで一杯だ。それに応える最高の方法は、良いプレーをしてチームメイトを助けることだ」

 この夏の移籍市場では、ブラジル代表FWネイマールパリ・サンジェルマンに引き抜かれた代わりに2億2200万ユーロ(約297億5000万円)を手にしたものの、巨額資金を有効に使えなかったと酷評されて来たバルセロナ。実際、1億500万ユーロ(約140億7000万円)でドルトムントから獲得したフランス代表FWウスマン・デンベレは、公式戦出場わずか3試合目で故障により長期離脱を余儀なくされた。

 しかし、4000万ユーロ(約53億6000万円)で広州恒大から獲得したパウリーニョは、当初はネイマール資金の無駄遣いとも揶揄されていながら、低評価を覆すパフォーマンスを見せている。バルベルデ監督も称賛する他の選手には無い特長は、宿敵レアル・マドリードからのタイトル奪回を目指す今シーズンの大きな鍵となりそうだ。

文=北村敦

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