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ヘタフェは好調メッシ率いるバルセロナを止められるか? 柴崎は真価問われる一戦に

今季からヘタフェで背番号10を背負う柴崎岳 [写真]=ムツ カワモリ

 日本代表MF柴崎岳が所属するヘタフェは、8日に行われたリーガ・エスパニョーラ第3節で、同じ南マドリードに本拠地を構えるレガネスとのダービーマッチを戦い、2-1の勝利を収めた。今シーズン初得点での初勝利。さらに宿敵から3ポイントを奪うという最高の週末を過ごした。

 しかし、選手たちに気の緩みは1ミリもないだろう。順位を10位まで上げた彼らが今節ホームに迎え撃つのはバルセロナ。リーガでは開幕から3戦全勝、しかも無失点とパーフェクトなスタートを切っている。

 特に目立つのが、FWリオネル・メッシの調子の良さだ。エルネスト・バルベルデ新監督はエースを再び“偽9番”として起用。すると指揮官の思惑に応えるように、前節のエスパニョール戦ではハットトリックを達成した。ここまでの3試合で5ゴールを奪い、早くも得点ランクのトップに立っている。対戦相手の監督はよく「メッシの日でないことを祈る」というコメントを出すが、今回ばかりはタイミングが悪すぎたと言えるかもしれない。

 だが、ヘタフェに勝機がないわけではない。ヒントになるのは、初勝利を飾った前節の戦い方だ。ヘタフェのボール支配率は38.7%と相手に主導権を握られたが、GKビセンテ・グアイタのPKストップに代表される粘り強さと、枠内シュート2本で2ゴールを奪う効率の良さで試合をモノにした。劣勢が予想されるバルセロナ戦でも、この再現が求められる。

 ある程度計算できるのは守備だ。データサイト『WhoScored.com』によると、ヘタフェの1試合平均のインターセプト数(20.7)は堂々のリーグ1位。また、タックル数(21.3)もアトレティコ・マドリード(22.7)に次ぐリーグ2位を記録している。完璧に抑えるのは難しいとしても、素早く激しいチェックでバルセロナから自由を奪うのは不可能ではないだろう。

 あとは数少ない好機をどうゴールに結びつけるか。そこで期待がかかるのが、「10番」を背負う柴崎だ。トップ下で開幕から3試合連続の先発出場を果たしている柴崎は、ボールを持てば“らしさ”を見せるが、平均ボール支配率が40%弱のチームの中で持ち味を発揮しているとは言い難い。バルセロナが相手ともなれば、ボールが回ってくる回数も限られるだろう。

 条件は悪いと言えるが、だからこそ“助っ人”としての価値を証明しなければならない。振り返れば、昨年12月のFIFAクラブワールドカップでは、レアル・マドリード相手に圧巻の2ゴールをマーク。欧州王者を追い詰めたことが評価されて、スペイン移籍を勝ち取った。どんな相手にも臆さず戦えるという彼の良さは、こうした大舞台でこそ発揮される。ここまで及第点が続く柴崎にとって、求められているのはやはりゴールに絡むプレーであり、真価が問われる一戦となるはずだ。

リオネル・メッシ

 なお、バルセロナは12日のチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ開幕戦でユヴェントスと対戦。ホームで3-0と快勝したが、丸々1週間の準備期間があるヘタフェとは対照的に、中3日でのゲームとなる。

 ヘタフェとしては、日程面のアドバンテージに加えて、“地の利”もフルに活用したい。実際、今シーズン第2節のセビージャ戦(0-1)で敗れるまで、彼らはホセ・ボルダラス監督就任以降のホームゲームで19試合無敗(注:昨シーズンの昇格プレーオフを含む)を続けてきた。1部復帰後、初のホームゲームで要塞はついに陥落してしまったが、大勢のサポーターによる後押しを受けて試合を優位に進めたいところだ。

 ヘタフェにとっては今シーズン初のビッグマッチとなるバルセロナ戦。柴崎にとっても、今後を占う重要な一戦となる。なお、バルセロナと対戦した日本人選手はこれまで7人いるが、誰一人として勝利を奪っていない。果たして、柴崎はこのジンクスに終止符を打つことができるのか。リーガファンならずとも、見逃せない一戦である。

 リーガ・エスパニョーラ第4節、ヘタフェvsバルセロナは16日(土)夜11:00よりWOWOWライブで生中継。解説はスペインでのプレー経験もある安永聡太郎氏が務め、WOWOWメンバーズオンデマンドでもライブ配信される。

記事/Footmedia

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