2017.09.08

【コラム】アルゼンチンの不振、バルサにも影響か…W杯予選PO出場ならメッシらリーガ欠場へ

メッシ
アルゼンチン代表の不振が、バルサに影響を与える可能性も [写真]=Getty Images

 2018 FIFAワールドカップ ロシア 南米予選で大苦戦を強いられているアルゼンチン代表。南米の強豪が陥った予想外の不振は、バルセロナにも思わぬ影響を及ぼすかもしれない。

 全18試合中16試合を消化したW杯南米予選は、ブラジル代表が早々と首位突破を決めた以外は大混戦。本大会出場となる2位から4位までの3枠を巡っては、2位・ウルグアイ代表から8位・エクアドル代表までの7カ国に可能性が残っている。

 大混戦を招いた最大の要因は、本来であればブラジル代表とともに予選をリードすべきアルゼンチン代表の不振にあることは言うまでもない。2位・ウルグアイ代表から3ポイント差、8位・エクアドル代表まで4ポイント差の5位に沈んでいるアルゼンチン代表は、さらに順位を落とすと史上2度目の予選敗退を喫することとなる。また、現状の5位でフィニッシュした場合は大陸間プレーオフに回ることになる。

 そして、バルセロナが特に危惧しているのが、アルゼンチン代表が大陸間プレーオフに回ることとなる事態だ。オセアニア予選を制したニュージーランド代表とW杯出場権を争う同プレーオフは、ファーストレグが11月6日、セカンドレグが同14日に予定されている。バルセロナは同時期、4日もしくは5日に行われるリーガ・エスパニョーラ第11節でセビージャと、18日か19日に行われる第12節ではレガネスと対戦する。

 FIFA(国際サッカー連盟)の規定によると、代表選手は試合の4日前にはチームに合流しなければならないため、アルゼンチン代表が大陸間プレーオフを戦う場合、バルセロナはFWリオネル・メッシやMFハビエル・マスチェラーノをセビージャ戦に起用できなくなる可能性がある。プレーオフ2試合を終えた選手たちは長時間移動による疲労の蓄積も予想されることから、レガネス戦でも起用できないかもしれない。

 バルセロナにとっては、とりわけセビージャとの強豪対決に大黒柱のメッシが欠場となると極めて痛い。とはいえ、セビージャもFWホアキン・コレア、MFエベル・バネガ、MFグイド・ピサーロ、DFガブリエル・メルカド、DFニコラス・パレハと大量のアルゼンチン代表選手を抱えている。

 いずれにしても、W杯出場を逃した場合のメッシやマスチェラーノの精神的なショックは計り知れない。アルゼンチン代表が大陸間プレーオフに回ることなく、南米予選を突破することが最良の結果だ。バルセロナとしては、残り2試合での浮上を切に願っていることだろう。

文=北村敦

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