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レアルは商売上手? 控え4選手の放出だけで約130億円を手にする

2017.07.24

レアルを退団した控え選手たち [写真]=Getty Images

 レアル・マドリードは今夏、控え選手の放出だけで、1億ユーロ(約130億円)を超える移籍金を手にすることに成功したようだ。23日付のスペイン紙『アス』が伝えている。

 レアル・マドリードは23日、ブラジル代表DFダニーロがマンチェスター・Cへ完全移籍することを正式発表。各メディアの報道によると、移籍金は3000万ユーロ(約39億円)になるという。

 同クラブは今夏の移籍市場で、ドミニカ共和国代表FWマリアーノ・ディアス、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲス、スペイン代表FWアルバロ・モラタ、そしてダニーロの4選手を放出。いずれも昨シーズンはレギュラーポジションを確保できなかった選手だが、彼らを放出して得た移籍金総額は1億2800万ユーロ(約166億円)に達するようだ。

 昨夏にトップチームへの昇格を果たしながらも公式戦14試合の出場に留まったマリアーノは、800万ユーロ(約10億円)でリヨンに完全移籍。また、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに次ぐ公式戦20ゴールをマークしたモラタも、8000万ユーロ(約104億円)でチェルシーに完全移籍を果たした。一方、2年間のレンタル移籍でバイエルンに加入したハメス・ロドリゲスについては、1000万ユーロ(約13億円)の“レンタル料”が発生している。

 なお、レアル・マドリードはこれまで、U-21スペイン代表MFダニ・セバージョスとU-21フランス代表DFテオ・エルナンデスの獲得によって、計4650万ユーロ(約60億円)の移籍金を支払っている。現時点での移籍収支は、8150万ユーロ(約106億円)の大幅黒字。今夏の加入を熱望するモナコのフランス代表FWキリアン・ムバッペには、1億2000万ユーロ(約156億円)の移籍金が必要だと報じられているが、ビッグディールの実現に向けて着実に資金を蓄えつつあるようだ。

レアル・マドリードが今夏放出した“控え選手たち”
(出場記録は昨季公式戦。移籍金は『アス』調べ)
マリアーノ・ディアス(14試合出場5ゴール) → リヨン:800万ユーロ(約10億円)
ハメス・ロドリゲス(33試合出場11ゴール) → バイエルン:1000万ユーロ(約13億円:レンタル料)
アルバロ・モラタ(43試合出場20ゴール) → チェルシー:8000万ユーロ(約104億円)
ダニーロ(25試合出場1ゴール) → マンチェスター・C:3000万ユーロ(約39億円)

(記事/Footmedia)

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