気になる獲得候補について言及したペレス会長 [写真]=Getty Images
レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が、スペインラジオ『オンダセロ』の取材に対し、移籍市場での動きについて言及した。
5シーズンぶりのリーガ・エスパニョーラ制覇、そして前人未到のチャンピオンズリーグ連覇と最高のシーズンを終えたレアル・マドリード。一方で不動のエース、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの突然の退団騒動にチームは揺れているが、ペレス会長は「とても奇妙な状況」と説明し「数日中に本人と話をする」と明かした。
新シーズンに向けた補強についても注目が集まっているが、ペレス会長はかねてから獲得が噂されるモナコのフランス代表FWキリアン・ムバぺについて「もちろん、彼の動向を追っている」と、関心を認めた。
「彼が16歳の頃からジダンは注目していた。大変気に入っているようだよ。ムバぺはすでに素晴らしい選手だが、これからさらに最高峰の選手に成長するだろう」と、その将来性に期待しているようだ。レアルはコロンビア代表FWハメス・ロドリゲスを売却し、その移籍金でムバぺを獲得するとの見方も出ている。
また、同じく18歳の若きイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマについても口を開いた。
「人々は皆、彼を素晴らしいプレーヤーだと絶賛しているね、彼は“(ジャンルイジ)ブッフォンの後継者”だと。彼は態度もよさそうだ。たしかに彼にも注目しているよ。ただ、実際に今我々がどんな動きをしているかは詳しく話すことはできない」とコメント。詳細は明かさなかったものの、ドンナルンマはミランとの契約延長を拒否したと報じられ、さらに一部報道では選手本人がレアル移籍を望んでいるとの情報もあり、今後の展開がますます注目を集めそうだ。
一方、コスタリカ代表GKケイロル・ナバスに代わり、新たな守護神候補として、マンチェスター・Uからの移籍が囁かれていたスペイン代表GKダビド・デ・ヘアについては獲得の可能性を否定。「2年前にはたしかにケイロルとのトレードの話が持ち上がった。しかしそれ以来、その話は出ていない。ケイロルは他の選手たちからも愛されているし、私も彼が好きだよ」と、現守護神との絆をアピールしていた。
デ・ヘアはすでにマンチェスター・Uへ退団の意思を伝え、マドリードで新居を探しているとの情報もあったが、今回のペレス会長の発言でマンチェスター・U残留の可能性が浮上しそうだ。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト