カディス戦にフル出場した柴崎岳 [写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラ2部の昇格プレーオフ準決勝ファーストレグが15日に行われ、カディスとMF柴崎岳の所属するテネリフェが対戦した。柴崎は8試合連続の先発出場で、前試合に続いてボランチに入った。
レギュラーシーズン4位のテネリフェが、敵地に乗り込んで同5位カディスと対決。ホームのカディスは13分、左CKからアリダネがヘディングシュートを叩き込み、ゴールネットを揺らすが、味方のファールによりノーゴールの判定となった。
なかなかチャンスを作れないテネリフェは、前半終盤に柴崎が高い位置にボジションを移すが、先制点には至らず、スコアレスで折り返す。
後半に入っても攻勢を続けるカディスは59分、CKのこぼれ球に反応したサルビがエリア手前右から右足シュート。相手DFに当たったボールをゴール前左のハリファ・サンカレが左足で合わせるが、左ポストに直撃し、相手GKにキャッチされた。
試合が動いたのは64分、敵陣中央でパスを受けたアヘル・アケチェが左足を一閃。無回転のミルシュートは相手GKもスルーしたが、ゴール右隅に突き刺さり、カディスが先制に成功した。
反撃したいテネリフェは87分、アントニー・ロサノがエリア手前右から左足シュートを放つが、わずかに枠の右に外れた。後半アディショナルタイムには、柴崎が右サイドから味方とのパス交換で切り込むが、相手DFにブロックされ、シュートまで持ち込めなかった。
試合はこのままタイムアップ。テネリフェは0-1で、敵地での第1戦を落とした。なお、柴崎はフル出場でボランチ、トップ下、両サイドハーフでプレーし奮闘したものの、見せ場を作ることはできなかった。
セカンドレグは18日にテネリフェのホームで行われる。