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「ビデオ判定が無いのは残念」…アラベス指揮官、バルセロナ有利の笛を心配?

2017.05.27

アラベスを率いるマウリシオ・ペジェグリーノ監督 [写真]=Getty Images

 コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝でバルセロナと対戦するアラベスのマウリシオ・ペジェグリーノ監督が、試合まで2日となった現地25日の記者会見で大一番に向けた抱負を述べた。

 実力に大きな開きがある両チームだが、大会史上最多の29回目の優勝を狙うバルセロナに対し、クラブ史上初の決勝進出となるアラベスと、コパ・デル・レイにおける戦績でも大きな差がある。ペジェグリーノ監督は、一昨シーズンの3冠に昨シーズンの2冠と主要タイトルを次々と獲得するバルセロナの強さを素直に称賛した。

「客観的に見て、我々にとって今回の試合は格上との対戦だ。バルセロナは普通ではあり得ない事を普通にやってのけてしまう。1シーズンに2個も3個もタイトルを取るというのは、普通のチームでは考えられない」

 ペジェグリーノ監督はまた、バルセロナに一泡吹かせるための鍵として、試合序盤にリズムを掴むことを挙げた。

「自分たちよりも遥かに強いチームと勝負するためには、多くの点で上手くやらなければならないのは当然だが、セオリーとしては試合の入りが重要になる。とはいえ、我々はゲームプランを変えるつもりはない。普段通りのプレーをすることが必要だ」

 一方、今回の決勝でVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が使われないことについて、意見を求められたペジェグリーノ監督。バルセロナが自分たちに有利な判定を受ける場面が多くなることを心配してか、言葉を選びながらも最新テクノロジーが採用されないことを嘆いた。

「コパの決勝でビデオ判定が無いのは残念だ。私がそう思うのは、審判への不信感によるものというよりも、個人的な好奇心や正確な判定の必要性によるものだ」

(記事提供/WOWOW)

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