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バルサ会長、脱税有罪確定のメッシに連絡…「全面的に支援」と表明

2017.05.25

有罪が確定し、懲役21カ月を言い渡されたメッシ [写真]=Getty Images

 バルセロナのマリア・ジョゼップ・バルトメウ会長が、脱税容疑の有罪が確定したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシと家族について、「全面的に支援する」と表明した。クラブの公式HPが伝えている。

 バルセロナは公式HPを通じて「レオ・メッシと父親のホルヘ・メッシ、そして彼の家族に対して、改めて全面的に支援をする」と声明を発表。バルトメウ会長が24日の午後、メッシの家族へ連絡を取ったことも発表されている。クラブのスポークスマンを務めるジョセップ・ヴィヴェス氏によれば、メッシと家族は大いに感謝しているという。

 大手メディア『ESPN』やイギリスメディア『BBC』など複数メディアが報じたところによると、メッシは24日、スペインの最高裁判所から脱税容疑について有罪判決を受け、懲役21カ月を言い渡された。同選手は2013年6月、父親のホルヘ・メッシ氏とともに、2007年から2009年までの3年間に渡って所得税を脱税したとして税務当局に告発された。当時の報道で伝えられたところでは、脱税額は3年間の合計で400万ユーロ(約5億円)を超える。メッシは課税回避の目的で、肖像権収入を租税回避地(タックス・ヘイブン)の企業に譲渡したように見せかけ、不正な納税申告をしたと伝えられていた。

 最高裁判所へ上告して審理を要請していたが、懲役21カ月の求刑は変わらず。スペインの法律では2年以下の懲役刑には執行猶予が付いていることから、メッシは収監を免れる見通しだが、有罪が確定することとなった。

 渦中のメッシに対して「全面的に支援する」と表明したバルセロナ。契約延長が目前と報じられている中で、迅速な対応でサポートの意を示していた。

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