バルセロナは2位で今季を終えた [写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第38節が21日に行われ、バルセロナとエイバルが対戦した。
最終節の勝利に加え、レアル・マドリードの黒星がリーグ優勝の絶対条件となるバルセロナ。リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールの“MSN”が先発した。対するエイバルは乾貴士が5試合連続でスタメン出場を果たしている。
7分、エイバルは右サイドでボールを受けたアンデル・カパがエリア内へクロスを供給する。このクロスにファーサイドから走り込んだ乾が左足でGKテア・シュテーゲンの頭上を抜くシュートを決め、アウェイのエイバルが先制に成功する。乾は今季2得点目となった。
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— DAZN ダ・ゾーン (@DAZN_JPN) 2017年5月21日
追いかけるバルセロナは35分、裏へ抜け出したスアレスがシュートを放つが、枠をわずかに外れた。一方、追加点を狙うエイバルは前半終了間際の44分、乾がカットインからシュートを放つ。GKテア・シュテーゲンが弾いたボールをルベン・ペーニャが詰めたが、ジョルディ・アルバのプレッシャーもあり、枠を捉えることができず。前半は0-1で折り返す。
バルセロナは後半開始からセルジ・ロベルトに代えてアンドレ・ゴメスを投入する。55分にはメッシに決定機が訪れるも、GKジョエル・ロドリゲスの攻守に阻まれた。
すると60分、エイバルが右サイドからパスをつなぐと、最後は乾が左足ハーフボレーを突き刺し、エイバルがリードを2点に広げる。
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2点のビハインドとなったバルセロナは直後の63分、ネイマールのシュートがポストに当たった跳ね返りがダビド・フンカに当たってゴールイン。バルセロナが1点差に詰め寄る。さらに68分にはエリア内でジョルディ・アルバを倒されたというジャッジで、バルセロナにPKが与えられる。しかし、メッシのPKはGKジョエルの好セーブに防がれた。
なおも攻めるバルセロナは73分、CKからスアレスが押し込み、2-2の同点とする。さらに74分にはカパがエリア内でネイマールを倒し、再びバルセロナにPKが与えられる。そして、カパはこの日2枚目のイエローカードで退場処分となった。このPKを今度はメッシが決めて、バルセロナが逆転に成功する。
さらに後半アディショナルタイム、メッシがハーフウェイライン付近からドリブルを開始すると、最後は右足でシュートを決め、ダメ押しとなる4点目を奪う。
試合は4-2で終了。バルセロナは逆転勝利を飾ったが、レアル・マドリードが勝ち点3を積み上げたため、惜しくも優勝とはならず。一方、エイバルは乾が今季初の1試合2得点と一人気を吐いたが、3連敗でシーズンを終えることとなった。
【得点者】
0-1 7分 乾貴士(エイバル)
0-2 61分 乾貴士(エイバル)
1-2 63分 オウンゴール(バルセロナ)
2-2 73分 ルイス・スアレス(バルセロナ)
3-2 75分 リオネル・メッシ(バルセロナ)
4-2 90+2分 リオネル・メッシ(バルセロナ)