
10日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝セカンドレグ、アトレティコ・マドリード対レアル・マドリードの試合において、レアル・マドリードのキャプテンであるスペイン代表DFセルヒオ・ラモスが、アトレティコ・マドリードのキャプテンであるスペイン人MFガビを退場に追い込むため、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに悪質な指示を出していた。
2日、CL準決勝ファーストレグ、レアル・マドリードのホームで行われたアトレティコ・マドリードとの一戦で、ラモスがアトレティコ・マドリードのU-21フランス代表DFリュカ・エルナンデスの後頭部に肘うちをした。このプレーによってラモスにカードが出ることはなかったが、議論の余地が残るプレーとなった。加えて同選手は、セカンドレグでもスポーツマンシップに反する行為をしたとされている。
その行動を暴いたのはスペインのテレビ局『La Sexta』。同メディアは、ラモスがC・ロナウドに「『ガビから肘うちを受けた』と審判に嘘を言えば、ガビにレッドカードを与えて退場させることができる」と自分の考えを伝え、実行に移すように促していたことを指摘した。アトレティコ・マドリードのキャプテンであるガビが、イエローカードを受けた直後の出来事だったという。
Ramos,que debía estar sancionado por agredir a Lucas, diciendo a CR que simule 1 codazo para expulsar a Gabi
Señorío pic.twitter.com/YB2NBFeUAI— Profeta Cholista (@ProfetaCholista) May 11, 2017
試合はアトレティコ・マドリードが2-1で勝利を飾ったが、2戦合計スコア4-2でレアル・マドリードが決勝進出を決めた。CL決勝は6月3日、ユヴェントスとの一戦がウェールズの首都カーディフで行われる。
(記事提供:ムンド・デポルティーボ日本語版)