解任の可能性を報じられたジダン監督(左)、後任候補に挙げられているレーヴ氏(右) [写真]=Real Madrid via Getty Images、Bongarts/Getty Images
レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督が、今シーズンを無冠で終えた場合には解任される可能性があるようだ。スペイン紙『アス』が24日に報じている。
昨年1月からレアル・マドリードの指揮を執るジダン監督は昨シーズン、就任1年目でチャンピオンズリーグ(CL)制覇を達成。昨年12月のFIFAクラブワールドカップ 2016 ジャパンも制した。そして今シーズン、リーガ・エスパニョーラとCLの二冠達成を視野に入れ、終盤戦へ突入している。
だが、23日に行われたリーガ・エスパニョーラ第33節でバルセロナとの“エル・クラシコ”に敗れたレアル・マドリードは、勝ち点「75」で並ばれて暫定2位に転落。1試合未消化のため、優勝争いで優位に立っていることに変わりはないが、ライバルとの一騎打ちは最終盤までもつれ込む可能性が高い。
同紙によると、バルセロナ戦での敗戦がジダン監督の信用に傷をつけたという。リーガ・エスパニョーラ制覇、そして史上初のCL連覇を狙える位置につけているレアル・マドリードだが、仮にいずれのタイトルも逃した場合、ジダン監督は解任される可能性が高いようだ。
ジダン監督が解任となった場合の後任候補に挙げられているのは、ドイツ代表を率いるヨアヒム・レーヴ監督。同監督は2020年まで契約を残しているものの、レアル・マドリード新指揮官の有力候補と目されているようだ。さらに、チェルシーのアントニオ・コンテ監督やトッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督らも後任候補に挙げられている。
リーガ・エスパニョーラとCLの二冠を狙える位置につけながら、解任の可能性を報じられたジダン監督。シーズン終盤、正念場を迎えることとなりそうだ。
By サッカーキング編集部
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