バルセロナが公式戦3試合ぶりの勝利を収めた [写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第32節が15日に行われ、バルセロナとレアル・ソシエダが対戦した。
前節マラガ戦(0-2)、そしてチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファーストレグのユヴェントス戦(0-3)で2試合連続の完封負けを喫しているバルセロナ。逆転劇の再演を狙う19日のCLセカンドレグ、そして翌節の首位レアル・マドリードとの“クラシコ”に向けて弾みをつけるために、今節で連敗を止めておきたいところ。リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、イヴァン・ラキティッチらがスタメン入り。出場停止処分で欠場のネイマールの代わりにパコ・アルカセルが、ベンチスタートのアンドレス・イニエスタの代わりにはアンドレ・ゴメスが先発メンバーに名を連ねた。
試合は17分に動いた。ペナルティエリア手前中央でパスを受けたメッシが、フリーで左足を振り抜き、力強いシュートをゴール右隅に突き刺した。さらに37分、アルカセルのヒールパスを受けたL・スアレスが、エリア内左に抜け出し、左足シュート。これは相手GKにセーブされるが、ゴール前のメッシが右足で押し込んで、バルセロナがリード2点に広げた。
反撃したいソシエダは42分、イニゴ・マルティネスがエリア内左でこぼれ球を拾うと、相手DFをかわして角度のないところから左足シュート。これがゴール前のサミュエル・ユムティティに当たってゴールネットを揺らした。オウンゴールを献上したバルセロナだが、直後の43分にメッシのパスを受けたアルカセルが、エリア内左から左足シュートを沈めて2点差に戻す。
しかし、前半終了直前の45分、ソシエダは左サイドのウィリアン・ジョゼがアーリークロスを供給。エリア内中央に走り込んだシャビ・プリエトが右足ダイレクトボレーをゴール右隅に決めて、再び1点差として折り返した。
後半は一転して膠着状態が続く。バルセロナは68分にA・ゴメスを下げてイニエスタを投入。79分にはアルカセルに代えて、デニス・スアレスをピッチに送り出す。だが、ボールは支配するものの、ゴールは遠い。後半アディショナルタイム2分には、L・スアレスがエリア内に抜け出し、フリーで右足シュートを放つが、相手GKにセーブされた。試合はこのままタイムアップを迎え、バルセロナが3-2で競り勝ち、公式戦3試合ぶりに白星を収めた。
バルセロナは、19日にCL準々決勝セカンドレグのユヴェントス戦(ホーム)、23日にはリーグ第33節でレアル・マドリードとの“クラシコ”(アウェイ)に臨む。ソシエダは次節、23日にデポルティーボをホームに迎える。
【得点者】
1-0 17分 リオネル・メッシ(バルセロナ)
2-0 37分 リオネル・メッシ(バルセロナ)
2-1 42分 オウンゴール(サミュエル・ユムティティ)(ソシエダ)
3-1 44分 パコ・アルカセル(バルセロナ)
3-2 45分 シャビ・プリエト(ソシエダ)